予防接種とは。知ってるようで知らない基本の話。

こんにちは。ナース“みかん”です。

 

予防接種ってもはや当たり前のように接種されていますよね。

 

今回はそんな予防接種の、

そもそも予防接種って何で必要?

生ワクチン・不活化ワクチンって何?

接種間隔や注意することはある?

なんていう基本について書いていきます。

 

予防接種とは

まずはじめに、予防接種って何なのかってことをお話しますね。

予防接種は、

感染症の原因となるウイルスや細菌、菌が作り出す毒素の力などを弱めて接種することで、その病気に対する免疫をつけるためものなんです。

予防接種をすることで、病気にかからなかったり、症状が軽く済んだりする効果があります。

 

予防接種が必要な理由

病気を予防したり、病気にかかっても重症化しにくくします。

また感染を予防できれば、

感染が拡大することも防ぐことができます

 

予防接種のおかげで病気そのものが無くなった例もあるんですよね

 

ワクチンの種類

予防接種のワクチンは精製方法によって種類があります。

簡単に説明していきますね。

生ワクチンとは

生きた病原体を弱めて作られたワクチンです。

接種することで、その病気にかかった場合と同じような免疫を作ろうとするものなんですよね。

接種後、体内で病原体が増殖するんで、発熱や発疹などの軽い症状が出ることがあります。

抗体が獲得されるまでに1ヶ月程かかります。

  • 結核(BCG)
  • 麻疹(はしか)
  • 風疹
  • 水痘(水ぼうそう)
  • ロタウイルス
  • 流行性耳下腺炎 など

青字は定期接種。

生ワクチンを接種後、次の予防接種は4週間後から可能になります。

 

不活化ワクチンとは

病原体を死滅させて、毒性を無くしてから作られたワクチンです。

病原体が体の中で増殖しないんで、ワクチンを複数回接種する必要があります。

  • ビブ
  • 小児用肺炎球菌
  • B型肝炎
  • 百日咳
  • ポリオ
  • 日本脳炎
  • 子宮頸がん
  • インフルエンザ など

不活化ワクチンを接種後、次の予防接種は一週間後から可能になります。

 

トキソイド

細菌が作り出す毒素を取り出して、その毒性を無くして作られたワクチンです。

不活化ワクチンと同じで、複数回の接種をする必要があります。

  • ジフテリア
  • 破傷風

 

定期予防接種とは

予防接種法に定められていて、国や自治体が接種を強くすすめているものを定期予防接種と言います。

必ずしも強制ではないんですが、自分の身を守るためだけじゃなく、病気を蔓延させないための公衆衛生の観点からもすすめられています。

多くの場合無料で接種できて、重度の副作用が起きた場合も救済措置がとられます。

 

任意予防接種とは

定期予防接種になっていない予防接種で、各個人の判断によって接種されるものを任意予防接種と言います

ロタウイルスやおたふくかぜ、インフルエンザなどの予防接種がこれに当てはまります。

 

「任意」やからって接種しなくても良いわけじゃなくて、病気にかかることのリスクや副作用などを総合的に考えなければいけないんです。

諸外国ではすでに定期接種になっているものも多くて、日本は予防接種については遅れてるって言われています。

 

ただ、ここ数年で任意だったものが定期接種に組み込まれることが多くはなってきました。(ビブ・肺炎球菌・B型肝炎・水痘)

 

今現在任意接種のワクチンも今後定期接種に組み込まれていく可能性はあります。

 

年代的に接種せずに過ごしている人もいますが、B型肝炎ワクチンなんかは大人でも接種可能なんですよね。

 

任意接種は自費になるんで高額ですが、必要度が高いものもあるんで各家庭で判断する必要があります。

 

ちなみに我が子は自費の時代にヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・水痘を接種。それに現在もまだ任意接種であるおたふくも接種しています。

 

予防接種法に基づく救済制度

定期の予防接種を受けたことで起きた健康被害については救済給付が行われます(厚生労働大臣の認定が必要)。

詳しくは各保健福祉センターが窓口になっています。

 

ワクチン接種の方法

多くは皮下注射って言って、肩から肘の間に接種します。

筋肉より少し手前にある皮下組織に注射するんですよね。

この図の黄色い部分ですね。

少し脂肪のある場所が適しているんで、二の腕や太ももにすることが多いです。

 

そもそも皮下に接種する理由として
薬液の吸収される早さ
が関係しています。

もちろん血管に近い方が早く吸収されるんで、筋肉注射の方が薬液の吸収が早くなります。

予防接種はゆっくり薬液を吸収させる必要があるんで、皮下注射が選択されているんですよね。

4本同時接種する場合なんかは右腕の上下、左腕の上下で接種することになります。

例外としてシナジスと言う早産児などに接種されるものは太ももに接種します。

 

その他にも予防接種には種類があって、飲むタイプの経口接種(例:ロタウイルス)、押すタイプのはんこ注射(例:BCG)って呼ばれるものがあります。

 

余談ですが、ワクチンは

  • 注射器にすでに薬が入っていてそのまま注射できるタイプ。
  • 薬液だけ入った瓶から注射器に吸うタイプ。
  • 接種する直前に溶解液と粉末を混ぜて注射器に吸い接種するタイプ。

があります。

予防接種可能か診察してからの準備になるんで、少し待ち時間もあるかと思いますがご了承ください(^-^)

 

基本はワクチンは1回分の個包装なんです。

例外としてインフルエンザワクチンは1瓶で大人2人分入っているんですけどね。

なので余ることのないよう調整(予約)が必要やったりします。

 

あと、同時接種ともなるとどの部位にどのワクチンを接種したか把握しなければいけないんです。

一度に4つも接種するとややこしくなりますが、間違いがあったらダメなんです。

左右上下どこに何の予防接種をしたのか記載したりしています。

そして、ワクチンにはそれぞれ製造過程がわかるようにロット番号と言うものが付けられていて、カルテや母子手帳、公費の用紙に貼って管理されることになります。

 

これは、もし副作用が起きたときに原因を究明しないといけないからで、アナログですがカルテや母子手帳なんかの複数の場所からわかるようになってます。

みかんの一言

予防接種って何となくしなきゃいけないのかなぁと思ってる人も多いと思います。

そんなに難しく考えなくてもいいんですが、必要であると思うものを接種することが大事で、決めるのは自分なんですよね。

中には稀ではありますが、接種しない選択をされる方もいらっしゃいます。

 

接種する・しないどちらにも少なからずリスクは存在するんです。

自分を守るためにも、そして大事な子供を守るためにも後悔しない選択するようにしてくださいね。

 

予防接種後にやってはいけない3つのことを書いた記事はこちらです

予防接種後にやってはいけない3つのこと。

 

 

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