点滴刺しっぱなしは大丈夫?留置針の疑問を解説します。

みかん

こんにちは。

ナース“みかん”です。

 

病院で刺しっぱなしの点滴をしたことがありますか?

この刺しっぱなしにできる針を『留置針』って言うんですが、長時間の点滴や点滴をしたままの検査が必要な場合に使うことが多い針の種類なんですよね。

病院では「サーフロー」「セーフレットキャス」なんて言う商品名で呼ばれていたりします。

留置針より「サーフロー」の方が医療従事者はピンときたりします 笑

みかん

 

わりと頻繁に使うんですが、患者さんから

「これって針が入ってるの?」

「動いて大丈夫ですか?」

なんて質問をされることが度々ありました。

 

そりゃ、そうですよね。

知らないと不安になるのは当たり前!

 

なので今回は、

「刺しっぱなしで動いて大丈夫?」

「留置針って何日刺しっぱなしでいいの?」

っていう素朴な疑問から、

 

「血が逆流してきてるけど大丈夫?」っていうちょっと不安になりそうな疑問まで解説していきます。

サーフロー留置針って何?

先に書いちゃいましたが、

長時間の点滴や点滴をしたままの検査が必要な場合に使われる針のことです。

よく体調不良なんかで1~2時間くらい点滴したりする『針』とはちょっと違うんですよね。

何が違うのかと言うと、短時間の点滴で使われる針は『針』です。

でも留置針は、刺したあと『針』部分を抜いているんです。

刺しっぱなしにできて、動けるくらいなので血管に留置されているのは『針ではないもの』になります。

サーフロー留置針の素材は何?

材質はフッ素樹脂と呼ばれるプラスチック性のもので、少しコシのある柔らかさのものと言えば伝わるでしょうか。

色の着いた半透明の管になります。

どうやって刺してるの?

サーフロー留置針

仕組みは難しそうで意外と簡単なんです。

留置針は外側にフッ素樹脂の管、内側に針の2層構造になっているので、針を刺すのと同じように血管に挿入します。

血管に入ったことが確認できれば外側はそのままに針を抜きます。

※実際にはもっと細かくポイントがあるのですが、わかりやすく簡単に説明しました。この文章のまま刺したら失敗する可能性大ですので刺す側の人は鵜呑みにしないでね!

動いて大丈夫?

針じゃないので基本的な日常生活動作は全然大丈夫です!

基本的に関節などの曲がる部位は避けているので、動いたからと言って抜けたり漏れたりはしないんですよね。

安心して、点滴したままトイレに行ったり顔を洗ったりしてくださいね。

点滴の差し替えの期間はどれくらい?

感染の観点から考えると『頻繁に交換する必要はない』と言われていて、4日以上間隔をあけて交換するという目安があります。

ただし、同じ部位にずっと点滴が入っていることになるので少なからず血管に負荷がかかります。そうすると血管が炎症を起こしてしまうんですよね。

留置期間が72時間(3日)を超えると静脈炎のリスクが高まると言われているんです。

なので多くの病院では、点滴が上手く入っていても、3日経てばで新しい場所に点滴を刺し直しています。

折れることはある?

折れることはあります!

多少の強度はあるものの、ポキッと折れてしまえば折れ曲がったままになってしまう可能性があるんです。

血管内に入っているので、関節であろうと余程のことがない限りポキッと折れることはないんですけどね。

ただ折れると点滴が上手く落ちなくなったり、痛みが出たりすることがあります。

ポキッと折れても二つに分かれてしまうことはないので体内に残る心配はないのですが、点滴の刺し直しは必要になります( ´;゚;∀;゚;)

刺したままお風呂に入れる?

点滴を1度止めて、留置針が挿入されている部分さえ保護されていれば入浴は可能です。

ただし、浴槽にジャボンと浸かると汚染されてしまうことがあるので、シャワー浴程度がおすすめです。

血圧測定はできる?

基本的に点滴が入っている方で血圧測定は行いません!

圧ががかることで点滴が漏れてしまったり、血が逆流してきたりしてしまうからです。

1度点滴を落とすのを止めて血圧を測定することもできなくはありませんが、万が一点滴が漏れたりすれば刺し直さなければいけなくなるのでおすすめできません。

採血と点滴はどちらが刺しにくい?

採血と点滴と書きましたが、『採血用の針』でも『留置針』でも採血・点滴どちらもできるので、ここでは採血は『針』、点滴が『留置針』と思って下さいね。

 

採血は血が取れればいいので比較的簡単です。

点滴は輸液を入れても破れたりしないくらいの血管で、尚且つ点滴が終わるまでの時間維持出来る位置や角度なども考えないといけないので難易度が上がります。

血管内に入れなければならない部分の長さから考えても留置針は難易度が高いんですよね。

採血は針先が入ればできるんですが、留置針は根元まで挿入するのが基本なので、3センチ程入れることになります。

 

もうこれは単純に採血よりも点滴の方が難しいということになります。

留置針を刺す場所は?

留置針を刺す場所は関節周囲を除いた手足が基本になります。

関節を曲げた時に管も曲がってしまうので点滴が落ちなくなるんですよね。

関節を避けるということは、自ずと1番太い血管を避けてしまうということにも繋がってきます。

これは個人差が大きいですが、腕(前腕)の内側よりも肘の内側の血管の方が太くて弾力があるように見えませんか?

よく動かす部分は血管も発達しているんですよね。

みかん

点滴が入りにくい方はこちらの記事も参考にしてみて下さいね。

血が逆流してきてるけど大丈夫?

留置針が挿入されている部位が長時間下に向いた状態だと、血液が点滴の管の方に逆流してくることがあります。

数分程度であれば挿入されている部位を並行に保ったり、ちょっと管に圧をかければ点滴が落ちて逆流は解消されるので大丈夫です。

ただ、長時間逆流したままだと逆流した血液が固まって針穴を塞いでしまうことがあります。

完全に塞がれてしまった針穴はどうすることもできないので針を刺し直さなければいけなくなるんですよね。

もし、逆流しているのを見つけたら、早めにナースに伝えて下さいね。

みかんの一言

持続的に点滴をしたり、検査によって使われる留置針。

なかなか詳しく説明されることもないですよね。

なので、代わりに説明してみたんですが、留置針がどんなものか何となくわかってもらえたでしょうか?

自分の身体に挿入されることがあるものなので、少しでもこの記事で疑問や不安が解消されればいいなと思います。

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