座薬の切り方から入れ方まで。挿入時のコツ教えます!

みかん

こんにちは。

ナース“みかん”です。

突然ですが坐薬は「入れるだけ」って思っていませんか?

だとしたら、身近に感じすぎて「知ってるつもり」になってしまっているだけかもしれないので要注意!

確かに手技としては入れるだけなんですが、実はその中にもポイントがあるんですよね。

今回は、座薬の入れ方について

細かくわかりやすく説明していきますね。

※一般的な肛門座薬の手技について書いていきます。

赤ちゃんに座薬を初めて入れる人や、入れたことがあるけどコツが知りたいっていう人はぜひ読んでみてください。

座薬を切る方法について

座薬の切り方

まずは座薬の切り方です。

座薬って丸々一個挿入しないことがあるんですよね。

体重によって薬の量が変わるので、1/2個とか2/3個とかっていう指示になったりするんです。

そんなときは開封前に少し斜めにカットします。

こんな感じですね。

これは1/2個です。

開封してから切ると、指の体温で座薬が溶けて滑ったりするから気を付けてね!

みかん

使うのはもちろん先のとがった方!

残りのお尻の部分はもったいない気もしますがポイです。

残りの部分は形状からも挿入するのは困難ですし、医師もちゃんと必要な回数分の処方はしてくれてますからね。

座薬を斜めに切る理由

「なんで座薬を斜めに切るの?」「縦でよくない?」って思った方…

座薬を斜めに切るには理由があるんです。

昔は、切った座薬の残りをラップで包んで保管しておくくらいだったので、残りの座薬を使用することがあったんだと思います。

その時に挿入しやすくするために斜めに切ったりする意味もあったんでしょう。

それに面積を広くして吸収率を上げたりする効果もあるんだと思います。

でも一番の理由はコレ!

座薬を壊さないため。

試しに座薬を2/3個使用するように切ってみました。

まっすぐ縦に切ると…

座薬を縦にハサミでカットした状態

思ったより座薬が粉砕されちゃってます。

座薬の形状的に上手く切れないようです。

斜めに切ってみると…

座薬を斜めにハサミでカットした状態

明らかに縦に切るよりも座薬は上手く切れています。

同じ座薬で、同じハサミ・同じ冷蔵庫から出したものなので、はっきり違いがわかりますよね。

みかん

自分で試して見てちょっとびっくり!

挿入する側が、粉砕しちゃったり欠けたりしたら大変です。

ってことで、座薬を切る時は斜めに切りましょう!

座薬を入れるときの姿勢

昔は「座って飲むから座薬」なんていう間違いがあったらしいですが、もうそんな間違いをしてる人はいないですよね!?

もちろん肛門に入れるんですよ~!

さて、ここで挿入する時の姿勢です。

赤ちゃんなら仰向けで両足を上げた状態で挿入します。

赤ちゃんの両足を持てば、比較的動きが止められるので入れやすくなります。

片足だけ持つのは脱臼させちゃったりするから止めてね~!

みかん

大人は左向きに横になってもらってから挿入します。

これは直腸を下にするためなんですよね。

逆向きだと入れにくいので腸を傷つけてしまったり、座薬が出てきやすくなってしまうので気を付けてくださいね。

座薬を入れる前のポイント

座薬を入れる前のポイントは2つです。

まずは①排便をすませておくこと!

そして、②座薬を常温にしておくこと!

せっかく座薬を使うからにはちゃんと効いて欲しいですよね。

途中で座薬が出てきたり効果が減弱されると、また対応を考えなくてはいけません。

なのでできるだけ排便をすませておいてくださいね。

あと、なぜ冷蔵庫から出して常温にしておくかなんですが、座薬が冷たいままだと刺激で便意をもよおしやすくなってしまうんですよね。

それに、常温にしておくことで座薬が溶けやすくなるので吸収が早くなります。

座薬の入れ方とポイント

座薬を入れるときのポイントは大きく分けて3つです。

座薬の入れ方

  • 座薬の先を指先で溶かす。
  • 座薬と一緒に人差し指の第1関節まで入れる。
  • 入れたあと5秒ほど抑える。

もちろん、この前に手を洗って清潔にしてから挿入してくださいね。

では、一つづつ説明していきます。

座薬の先を指先で溶かす。

座薬を挿入しやすくするためにまずは先を溶かします。

座薬を開封したときって座薬につなぎ目のようなものがあるんですよね。

これって結構痛いんです。

それでなくても座薬を挿入するのって気持ち悪かったりするのに、痛みまでプラスされたらイヤですよね。

なので、このつなぎ目が滑らかになるように少しだけ指先で溶かします。

水やオリーブオイルなんかを潤滑油代わりにするよう書いてあるものもありますが、座薬ってすぐ入れたかったりするんですよね。

子供の機嫌だったり、タイミングによっては準備がままならないこともあるので、できるだけ使うものが少ない方がいいのは確かですよね。

病院ではキシロカインゼリーっていうちょっと鎮痛作用のあるゼリーを使うことが多いんですが、まれにショックを起こすがあるので私は使っていませんでした。

時間的にも動作的にも、また安全っていう観点からも溶かす方法をオススメします。

座薬と一緒に人差し指の第1関節まで入れる。

座薬を挿入する時は、しっかり入れるために人差し指が少し入るまで押し込みます。

これは座薬が出てこないようにするためです。

大人なら“人差し指の第二関節まで入れる”って学生時代習いましたが、まぁそこまで入れなくても良いかなって言うのが正直なところです。

あまり深く入れすぎると粘膜に傷がついても困るし、逆にお腹に力が入りすぎて出てきちゃう要因になったりもするんですよね。

赤ちゃんや子供は第一関節までも入れなくて大丈夫ですが、ちょっと座薬を押し込む感じでさっと入れて指は抜いてあげるといいと思います。

余談にはなりますが、直に指を入れるなんて抵抗がありますよね。

そんなときは使い捨て手袋やラップなんかを指先にはめておいてもいいですよ。

あんまりビニールっぽくない素材の方が痛みは少ないです。

他にも調理や掃除など、いろいろ応用できるので使い捨て手袋を持っておくと便利ですよ。

もちろん、そこにもちょっと溶かした座薬をつけたり、水などの潤滑油代わりのものを付けてあげた方が不快感は減ります。

入れたあと5~15秒ほど抑える。

座薬を入れるとどうしても刺激でお腹に力が入ってしまうんですよね。

そうなると座薬が出てくるんで、お腹の力が少し抜けるまで、最低でも5秒以上は押さえておくと出にくくなります。

まとめ

  • 座薬を切る時は包装されたまま斜めにカット。
  • 挿入時の姿勢は、赤ちゃんなら仰向けで両足を上げた体勢、大人は左向きに横になってもらった体勢。
  • 座薬を入れる前のポイントは①排便をすませておくこと!②座薬を常温にしておくこと!の2つ。
  • 座薬の入れ方とポイントは、①座薬の先を指先で溶かす②座薬と一緒に人差し指の第1関節まで入れる③入れたあと5秒ほど抑える!の3つ。

座薬を使う場面ってちょっと急いでたりしますよね。

なので、今回は座薬の入れ方についてだけまとめてみました。

みかん

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