血管が出にくい!患者側ができる失敗されない方法7選!

こんにちは。ナース“みかん”です。

私は今まで看護師の仕事として何百、何千と血管に針を刺してきました。

言葉にすると違和感満載ですみません。

みかん

採血や点滴・ルートキープ…針ひとつ例に挙げても太さや種類がいろいろあるし、もちろん血管も十人十色です。

採血で刺せる部位、点滴で刺せる部位、目的によって刺せる場所が違ったりするんですよね。

みかん

自分で言うのも何だけど、針刺すの上手いんだよ!

やっぱり痛みが苦手な人は多くて、採血や点滴で失敗されるのをこころよく思える人はいません。

血管がでにくい人は、この“失敗される”率が高くて尚更嫌だと思います。

もちろん看護師の技術にもよるんですけどね。

でも、だからって何もできないわけじゃなくて、失敗されないように患者としてできることもあるんです。

この記事では、赤ちゃん(生後1ヶ月)から超高齢者(最高107歳)までありとあらゆる血管を見てきて針を刺してきた私が、採血で失敗されにくくするためにできることをお教えします。

もちろん看護師のスキルの1つとしてもぜひ、血管のでにくい人には行って欲しいと思います。

※ただし、看護師はここに書くこと以上にスキルとたくさんのコツがあります。看護師向けにはブログを書いてないので、聞きたい人はコメントで聞いてくださいね。

採血や点滴について知りたい方はこんな記事もあるよ! ↓

みかん

点滴の針刺しっぱなしで大丈夫?留置針の疑問を解説します! 羽根の付いた針は細いの?採血や点滴で使われる針の違いを説明します!

血管について少しおさらい

先にちょっとだけ血管についておさらいをしておきます。

刺す血管は静脈です!

血管には動脈と静脈があるって習ったのを覚えていますか?

採血や点滴は基本的に静脈に行います。※例外的に動脈から行うこともあります。

忘れているかもしれないので簡単に説明すると、心臓に向かって戻る血液が通る血管を静脈って言います。

みかん

皮膚表面にうっすら浮いていたり、青っぽく見えてるやつだね。

そして、脈を測ったりするときに触れる、静脈よりも太くて奥にあるのが動脈です。

ときどき目で見たときにドクッドクッっていう動きがある血管が見える方がいるんんですが、それは動脈なんですよね。

稀に「ここに血管あるやん!」って言う人がいますが、動脈から採血したら血が止まらなくなるし免許上ももちろんダメなんで動脈からの採血はできないんです。悪しからず(^_^;)

採血や点滴をする部位の位置は?

どの辺に針を指すのか知っていないと対策できないので、採血や点滴をする部位もお伝えしておきます。

採血や点滴を行う部位は、多くは腕の真ん中辺りから手首までです。

その次は手の甲

これは外来では座って採血をする環境だからなんですが、高齢の入院患者さんなどは手の血管がでにくかったりすると足からでも採血や点滴をします。

余談ですが、稀に指だったり足の甲だったりにも針を刺すことがあります。

わたしが一番驚いたのは膝への点滴…。

何としてでも採血・点滴をするっていう強さを感じるよね。笑

みかん

患者側にもできる失敗されない方法7選!

では、ここからは患者側にもできる失敗されない方法をお伝えしていきます。

血管周囲をあたためる

まずは

血管周囲をあたためる。

これはただ単純に血管を広げて、命中率を上げるために行います。

お風呂の前後で自分の血管を比較してもらえばよくわかるかと思います。

みかん

温まったらいつも以上に血管が浮き出て見えることがあるよね。

温めるだけなので苦痛も少ないし、リラックス効果もあるので一石二鳥!

痛みは皮膚が冷たい方が感じにくいですが、採血を行う痛みの程度が大きく変わることはありません。

冬であればカイロなどで温めて手を温めておくだけでも随分違います。

低温やけどには注意が必要なのと真っ赤になるほどは温めないでね。

みかん

あとは熱いお湯でハンドタオルなんかを絞ったり、レンジで濡れタオルをチンして貰ったりして温める『ホットパック』なんて言う方法もあります。

看護師に頼めばしてくれるとは思うんですが…。

もしかしたら看護師への声かけが一番ハードルが高かったりしますかね!?Σ( ̄□ ̄;)

いや、そんなことはないはずだと信じたいです( ;∀;)

採血の10分くらい前から温められると良いかと思います。

ホットパックができる場合は、採血を行う場所周囲を温めるのがベストです。

血管に刺激を与える

次は

血管に刺激を与える。

よく看護師が針を刺す前に、血管周囲をパチパチと叩いているアレです。

刺激を与えて血管を怒張させているんです。

強く叩けば良いってものじゃなくて、“適度”に叩かないと皮膚が赤くなって逆に血管が見えにくくなります。

痛みが出るほどは叩かないのが鉄則です。

腕を下げる

次は

腕を下げる。

もちろんこれも血流量を増やして血管を広げるために行います。

どれだけ駆血帯(採血や点滴前に腕を縛る道具)でしばっても血液量が少なければ血管は広がりません。

なので採血や点滴を行う前は腕を下に下げておくと良いです

もっと言うなれば横になって足を上げて、手を下げれば尚良し

採血前に看護師に伝えてもらえれば、ベッドでの採血は可能です!

みかん

もし針を刺すことで貧血を起こすような人であれば、遠慮なくベッドに寝かせてもらってね。

手を握る

次は

手を握る。

針を刺す前に必ず「手を握ってください」って言われますよね。

これも力を入れて血流量を増やすための行為です。

あんまり力を入れすぎると筋肉が固くなって針を刺しにくくなるので、軽く握る程度で大丈夫です。

そしてコツは親指を中にして握ること。

親指を握って採血

一見、中でも外でもどっちでもよさそうですが、この微妙な差でも血管の出方は違うんです。

それでも出にくければグーパーを繰り返して血流量をアップさせてみてください。

リラックスする

緊張などのストレスがかかると血管は収縮してしまいます。

って言っても緊張しますよね…。

深呼吸しながら落ち着くように意識する。

ようにしてもらえると良いなと思います。

プレッシャーを与えない

看護師の口からは言いにくいんですが、中にはかなりプレッシャーをかけてくる患者さんがいます。

「この血管失敗したら何のための免許かわからんなぁ」

「絶対失敗せんとってや」

こんなこと言われたらマスクの下の笑顔がひきつってしまいます…。笑

刺す側も人間なんで緊張するし、失敗したいなんて誰も思ってないんですよね。

稀に「私は痛くないし」とか、患者さんに何と言われようが何とも思わない強靭な精神を持ち合わせた看護師もいますが、多くは看護師だって『一発で決める』って思っています。

“失敗”は患者さんにとっても看護師にとっても負担でしかないよね。

みかん

また、怯え方がオーバーな人もなかなかやり辛かったりします。

気を使って貰いたいわけではないんですが、過剰なプレッシャーを与えることは避けた方が良いです。これで若干でも成功率は上がるはず。

いかに、刺す側がベストな状態で刺せるかって言うことです。

なので、

プレッシャーを与えない。

ようにお願いしたいです(-人-;)

※体調を整える

最後にできることとして、あらかじめ採血や点滴をすることがわかっている場合は体調を整えておいておくとよいです。

これは健康診断や定期検診の時にしかできないことですが、体調が良い方が血管の出方は良いんですよね。

病院なんで病気で行くことの方が多いですが、最初から採血や点滴をすることがわかっているならきちんと食事をとったり睡眠をとったりしていて欲しいと思います。

ほんとに体調が悪いと血管は縮こまるし、逃げたりするんです。

身体に備わった防御反応とでも言うんでしょうか。

『体調悪いから血を採らないで』っていう身体からの意思表示みたいなものです。

それでも検査や治療のために必要なので何としてでもするんですけどね。

採血・点滴を失敗されないために…

採血や点滴が苦手な人は多いです。

我慢して平然としてくれてる人もかなりいると思っています。

そんな中で少しでも負担が軽くなるように、少しでも苦痛が少なくなるように、できることを書いてみました。

これで100%上手くいくわけではないんですが、何もしないよりできることをした方が良いのは確実です。

もし、まだしたことがないものがあれば、この記事を参考にしてやってみて欲しいなと思います。

みかん

最後まで読んでくださりありがとうございます。

みかんでした。

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5 COMMENTS

青海全気

こんにちは!
聞きたい事が有ります。
私は社会人になってからは拳法しているし、学生時代も運動する派でとても健康です。
血管はとても見付け易く太くて刺し易いと言われます
しかしです!過去に2回ほど血が出難かった事が有ります。
それが高校生時代の献血の時と、昨日の健康診断の採血の時です。
どちらもまたまた横になっていたと言う共通点は有りますが、その他はちゃんと出る時と特に違いは有りません。
しかし、寝て取ると全てダメだった訳では有りません。実は昨日の健康診断は約一年前も同じ所で同じ様に採血されて、その時は大丈夫でした(同じ流れで心電図からそのまま採血)。
なので、寝ているから確実にでは有りませんが、何故か太くて見付け易くて刺し易いと褒められるのに、過去3回寝ていた内の2回が出難かったです。
今回、何でだろう何でだろうと連呼されて、もう採血やめて!って内心思っていました。
だって健康なのは自分で解りますから、本来必要無いのです。
医者の、個人を見ないで数値だけで判断する健康診断何か、何も宛にならないのです。
だから本当、健康診断は自主性にして欲しい…。無駄に針一つとは言え傷つける事さえ本来嫌なのに。だって大切な体ですよ?
おいそれ健康診断だ何だと安易に傷つけるその精神疑います。
早く採血しなくて良い健康診断とか出来て欲しい。
と話逸れてしまいましたが、刺し易く褒められるのに、何故出難かったのか何か思い当たる節がありましたら、教えて頂きたく存じます。

返信する
みかん

青海全気さん、こんにちは。

血管に針が入っているけど、血が抜けにくかったと言うことですよね。

考えられるのは、血管壁に針穴が当たって穴を塞ぐ状態になったのではないかということです。

針の角度や向きによって血の出方が変わります。これは看護師の技術にもよるところもありますが、刺した部位やそのときの状態で変わることもあります。

あとはそもそも針穴の小さいもので採血をしたか、血液がドロドロな方は血が出にくかったり、針穴が詰まることもあります。

お話を聞く限りでは、やはり血管壁にあたっていた可能性が高いかと思います。

採血の必要性については、これは自分で健康だと思っていても身体の中のことまではわからないのが現状だと思います。
肝臓など『沈黙の臓器』と呼ばれるくらい症状が出ない臓器もありますし、どんな疾病も早期発見が大事になってくるので採血はした方がよいのではないかと思います。
もちろん採血だけで全てわかるわけではありませんが、採血でひっかかれば、そこにはすでに何かしらの問題があることには気付けます。
私は何もないことで安心できたりもするので、採血はしておきたいです(*^^*)

傷付けずに血液データがわかるようになれば、それはありがたいですよね。そうなってくれることを願いたいです。

返信する
青海全気

ありがとうございます!
そうですね、最終的には角度を変えて大丈夫出ましたと言っていたので、針を塞いでいたのでしょう。

う~ん、でも拙者はやはり健康診断で採血は要らないかな。
普段の生活で、風邪の症状が出ていない時でも、鍛錬時は体調優れずに気付けますし、人と違う生活している故、医者自身が拙者の健康な数値を知らない筈なのです。
肝臓は沈黙と言いますが、拙者に限っては、絶対不都合出ると思います。

例えば風邪に関しても、普通安静と言いませんか?
でも本来風邪は寝て治すものでは有りません。
人より体力ある故治るのが遅くなる事もあります。
体力無い人の方が、風邪1つとっても一大事だから、ヤバイと必死に治すので、割とすぐ治ります。
更に、健康な人が風邪に掛かると、風邪引いている筈なのに、日中は普通に過ごせて、夜の安静時に熱が上がると言う事が良く起こります。
でもそれが実は本来の風邪の治し方なのです。風邪は普段の生活を制限するものでは無く、普通に過ごして、夜寝る時に主に体温を上げて菌の殺菌治療に努めるものです。
こう言う正しい知識も持っている医者は少ない。勿論これも個人差や症状により違います。
のにも関わらず、皆一緒くたに診断され安静を指示されます。

もっと、今の医療は人の体を知るべきと思います。

改めまして、ご回答ありがとうございました!貴女の回答は自分でもしっくり来て、間違いないと思いました。本当に素晴らしいご経験されていると思います。

後付け加えると、毎日高強度の運動している人は、血管が収縮し易く、何か血管とかに害が加わると止血作用で何か起きているのでは?と察していたので、それが血管の収縮に依る壁での妨害だったのだと解りました。
特に寝て手を下げると血が流れ易いと体も解るから、特に止血作用が強く働くのだと思います。医者が考えるよりよっぽど体は優秀ですから。

それでは、良いお年を♪

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みかん

おっしゃる通りですね!
血管の収縮!!
身体には生きるための機能が備わっていますから、青海全気さんのように常日頃から鍛練されいる方は、針に対しての防御反応も著明にでるのかもしれませんね。

青海全気さんのように、身体の些細な変化に気付ける方は良いのですが、やはり多くの方は他のことに気をとられてしまいがちで身体の変化には敏感ではないんですよね。
医師もそうやって日々患者さんを診ていますので、なかなか一人一人個別に話を聞くのは難しいところではあります。

ただ採血をするかしないかの有無であれば、患者さんの要望を聞かれる医師もいらっしゃいますよ。

健康診断については、会社企業や病院によっても採血が必須項目であったりすることが多いので、医師が「しなくて良い」と判断するのはむずかしいかと思われます。

本当に負担なく健康診断が受けられるようになればいいですね。

良いお年をお迎えくださいね~✨

返信する
ゆうた

針を刺すという動作1つとっても患者さんへの細やかな気遣いが必要なんですね。メーカーの研究開発と違って、ありがとうと言ってくれる相手が近くにいるのでやりがいをより感じられる職種とも推察しました。

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