子供が熱中症にならないための水分の取り方。3つのコツ!

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こんにちは。ナース“みかん”です。

 

毎年夏になると注意しないといけないのが熱中症ですよね。

今回は

熱中症のメカニズム

熱中症にならないための水分の取り方

などを中心にまとめていきます。

熱中症での救急搬送の統計

急激に気温が上昇したり、暑い日が続くと、熱中症での救急搬送のニュースも多くなります。

熱中症で救急搬送される人を年齢別に大きく分けると、

高齢者:45~50%

成人:30%

新生児~少年:15~20%

割合としては子供よりも大人の方が多いことがわかります。

子供も要注意なんですが、私たち大人も熱中症を侮ってはいけないってことなんです。

 

そして、救急搬送の多い都道府県は、

1位:大阪

2位:東京

3位:愛知

もちろん気温が高い方が熱中症になりやすいんですが、大阪では40度を超える気温は記録したことがありません。

1位の大阪よりも気温の高い地域はありますし、単純に人口が多いだけとも片付けられないような気がします。

気温だけじゃなく日差しの照り返しや湿度の影響も十分にあると考えられますよね。

 

我が子の事例

我が子も熱中症になりかけたことがあります。

小学一年生の夏でした。

「頭が痛くてクラクラする」って下校時間に先生に訴えたらしいです。

連日熱中症のニュースが伝えられていたので、先生も母親である私にわざわざ連絡をくれました。

 

が、しかし…。

 

「頑張って帰ってもらっていいですかね!?」という確認の電話だったんです。

迷わず「迎えにいきます!!」と即答しました。

それでなくても毎日汗ダクで帰宅してくるんですよね。

クラクラしながら20分ほど重いランドセルを背負って帰ってくるなんて安全だとは思えなかったんです。

 

迎えにいくと教室のクーラーで涼んで元気そうには見えましたが、もちろんそれは涼しいところにいるからですよね。

一歩外にでれば灼熱地獄。

アスファルトの照り返しがひどいんで、小さい子供には厳しい環境やと思います。

 

子供からすれば家に帰らないといけないし、体調管理ってそんな簡単にできません。

今回はちゃんと先生に体調の変化を伝えられてよかったと思いました。

子供は子供ができる役目を十分果たしたんですよね。

先生にちゃんと体調の変化を告げるという大仕事を!

 

これは教えていたわけではないんですが、普段から『何か困ったりしんどかったり、迷ったりすれば大人に伝える』っていうことを言っていたので守ってくれたんやと思います。

もちろん先生が言いやすい環境にしてくれているっていうのもあると思います。

 

さて、そのあとの対策は大人が指揮をとらなければいけませんよね。

 

熱中症の対策はいろいろあると思いますが、ここからは水分の取り方に的を当てて考えていきますね。

 

そもそも熱中症って?

簡単に説明すると、

運動をして身体の熱生産が高まったり、暑い(熱い)環境に置かれたりすることで身体の体温調節機能が崩れていろいろな症状を引き起こす状態のことをいいます。

熱中症のメカニズム

そもそも人の身体は熱を作るようになっているんですよね。

生きていく上で大切なことだし、通常は36~37℃前後に保つよう調節されているんです。

 

例えば運動をしたりすると筋肉からの熱の生産量が上がります。

すると体温を一定に保つよう身体が働き出すんです。

 

まずは身体の熱を下げようと皮膚表面の血液量を増やすし汗を出します。

これだけなら何も問題ないんですが、身体の中の熱がありすぎると、何としてでも下げようと身体が頑張るんですよね。

 

結果、血液の循環はこうなります。

  1. 皮膚表面の血液量が増えすぎて、身体の中の血液が減り血圧が下がる。
  2. 血圧が下がりすぎると脳への酸素量が低下し意識がなくなる。

 

そして汗。特に塩分補給をしなかった場合に関して言えばこうなります。

1.身体の熱を下げるため汗をかく。水分と一緒に血液中に多く含まれる塩分などの電解質も一緒に出る。

2.水分のみを補給すると、身体の中の塩分濃度が薄まる。

コーヒー牛乳で例えるなら、半分くらいのんで牛乳だけ足したら薄まる感じでしょうか。

※何で例えがコーヒー牛乳なのか疑問に思ったらすいません。意味はないです(・・;)

その結果、

3.塩分濃度が薄まると、これ以上薄めないようにと身体が『水分いらないよ』って信号を送るんで喉の乾きがなくなる。

(身体には塩分濃度なども一定に保つよう調節する機能があります)

4.薄まった塩分濃度をもとに戻そうとして、尿などで水分が排出される。

5.水分も塩分も不足し、重度の脱水や熱中症を引き起こす。

これを『水中毒』って言うんですが、たくさんの水をがぶ飲みした時なんかに起こりやすいんです。

 

電解質のバランスが崩れることで、頭が痛くなったり、身体がだるくなったり、吐き気がしたり様々な症状が引き起こされることになります。

 

熱中症にならないための水分の取り方。3つのコツ!

  1. 喉が乾いていなくてもこまめに水分をとる。
  2. 水だけでなく、塩分・糖分も一緒にとる。
  3. 氷などで飲み物を冷たくしすぎない。

1、喉が乾いていなくてもこまめに水分をとる。

もう、熱中症を予防するためには何と言ってもこまめに水分を取るのが一番なんです。

先にも書きましたが、喉が乾いていないことが危険信号だったりするんで、喉が乾いていなくても飲むことが大事になります!

そして、水だけをがぶ飲みをすると『水中毒』になってしまう可能性があるため、こまめにとるようにする必要があります。

 

水分と書きましたが、飲み物ばかりを意識しなくても食事でも水分はとれます。

暑いからと嫌がって夏場は食べない人も多いかもしれませんが、味噌汁やスープなんかを意識して食卓に出すことで熱中症予防につながります。

そして味噌汁やスープは塩分も含まれているので水中毒を防ぐことにも役立つんで、一石二鳥な熱中症予防でもあることは確かです。

 

2、水だけでなく、塩分・糖分も一緒のにとる。

これは『水中毒』にならないように塩分も取ると言うことと、糖分をいっしょにとることで水分と塩分の吸収が早くなるからなんです。

できるだけ効率よく熱中症を予防しようと思うなら水分・塩分・糖分をセットにしてとれるものが良いんですよね。

まさにその例としてはスポーツドリンクです。

今は塩分と糖分を補給できたりするタブレットなんかもいろいろ売っていますよ。

 

3、氷などで飲み物を冷たくしすぎない。

これは、冷えすぎた飲み物をとることで胃腸の機能が低下するからです。

冷蔵庫で冷やしたくらいのものなら大丈夫ですが、氷でキンキンに冷やすと胃腸に負担をかけてしまうことになります。

それでなくても暑さで水分が持っていかれるのに、下痢を引き起こしたりすると脱水状態になるのは明らかですよね。

飲み物の温度も要注意なんです。

 

余談ではありますが、塩分でも糖分でもとりすぎると下痢を引き起こすことがあります。

わたしの旦那は冷えたスポーツドリンクを1本全部飲むと必ず下痢をします( ;´・ω・`)

 

みかんの一言

夏の始めに熱中症を起こす人は多いんです。

身体が暑さに慣れていなくて症状が出やすいんですよね。

わたし自身も子供たちの5月・6月の運動会に気分が悪くなりしゃがみこんだことが何回かあるんです…(;>_<;)

もちろん外だけではなく家の中でも熱中症になることがあります

熱中症での救急搬送は在宅が3割を超えて1位なんです。

 

熱中症は少なからず対策がとれるものです。

しっかり食事や睡眠をとることも予防に繋がるし、暑いときは無理をせず涼しい所で休憩したりすることも大事になります。

 

今回は水分の取り方に的を絞ったんですが、特に学校なんかではスポーツドリンクがダメな学校もありますし、こまめな水分補給が大事だと思っています。

 

環境の変化に対応すべく学校側にも対策は求められるべきだとは思いますが、今自分にできることを考えることも大事ですよね。

 

学校から帰宅後も家についたからと安心せずに、スポーツドリンクを飲んだり身体を休めたりしながら熱中症にならないよう対策を行ってもらえたらと思います。

 

※補足として、大人が水分補給を行う場合も同じになります。

ただし、アルコールとカフェインは利尿作用があるんで水分を身体の外に出してしまうんです!飲まれときは要注意です!

もちろん『水分補給』だなんて思わずに、楽しみ程度に飲んで頂ければと思います。

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