溶連菌ってどんな病気?感染した時に守るべき3つのポイント!

みかん

こんにちは。
ナース“みかん”です。

 

皆さんは溶連菌(ようれんきん)って聞いたことがありますか?

インフルエンザアデノウイルスより感染力が強くないので大流行になることはないんですが、幼稚園や小学校で感染が広まることがある感染症なんです。

大人もかかることがあるし、それに一度かかっても、何度か感染することもあるんですよね。

今回は、そんな溶連菌についての説明と感染した時に気を付けることを書いていくので、参考にしてくださいね。

溶連菌とは

名前の通り溶連菌細菌なんです。

風邪症状がでるものってウイルスが多い印象ですが、細菌によるものもあるんですよね。

溶連菌の多くはA群β溶血連鎖球菌というものなんですが、実はたくさんの種類あります。

とは言っても治療は同じなので、鑑別することはないんですけどね。

感染流行時期

流行時期は12月から7月くらいまでで、かなり長い期間になります。

私の印象では、インフルエンザが流行り始めたくらいからポツポツ患者さんが出始め、それが長期間続くって言う感じでしょうか。

いきなり数十人の感染っていうのは少なくて、ほんとにポツポツ数人が感染してる印象です。

感染経路

溶連菌に感染した人の咳やくしゃみから感染する飛沫感染、またタオルなんかを介する接触感染があります。

菌が喉に付着することで感染します。

2~10歳の子供の感染が多いですが、大人でも感染することがあります。

症状

感染から約2~5日の潜伏期間を経て症状がでてきます。

症状

  • 発熱
  • のどの痛み
  • 扁桃腺の腫れ
  • 腹痛
  • 発疹
  • いちご舌

など

上記の症状はすべて出るわけではありません。また、症状には出る順番があるんですよね。

まずは発熱やのどの痛みが出現します。

その後に扁桃腺が腫れ、発疹が出たり、舌にいちごのようなブツブツが現れます。

重症なほど症状が多くでます。

 

3歳未満はあまり熱が上がらないとも言われていますが、個人差は大きいです。

また私の印象では大人の方が症状がきつく出ます。妹は症状がきつく、入院治療を余儀なくされた1人なんですよね。

「大人だから大丈夫」っていう過信は禁物です!

 

我が子(小学4年生)が感染したときは

AM7時:のどの痛み 熱は36.2度

AM11時:熱が37.9度まで上がり学校より呼び出し

帰宅途中で病院に寄り、溶連菌感染と診断を受けました。

症状が出てからわりと早く診断でき、薬を内服することができたので、この後熱がこれ以上あがることはありませんでした。

ここで一つポイント!学校などの集団生活を行っている場合は、そのときに流行っている感染症がないか確認しておきましょう。

我が子の診断が早くついたのは、事前に保健室の先生に溶連菌で休んでいる子が少数いると聞いていたからなんですよね。

インフルエンザも流行していた時期でしたが、学校内では感染者がでていないことも確認していました。

のどの痛みや発熱だけでは、「ただの風邪でしょう」って言われてしまうこともあるので、情報を持っていくのは大事なことなんですよ。

みかん

疑いがあれば検査してもらえますからね。

溶連菌の検査

検査は綿棒で喉をこすって、試薬に付けて判定します。

インフルエンザなどの検査と同様に、ラインが出るか・出ないかで判定されます。

結果は5分程度でわかります。

治療は抗生剤の内服

検査で溶連菌感染が明らかになれば、薬が処方されます。

最初に書いた通り、溶連菌は細菌なので抗生剤が効くんですよね。

一般的にペニシリン系の抗生剤が処方され、10日間内服することになります。

抗生剤を飲むと、内服後24時間で他に感染させることがなくなり、1~2日で熱などの症状も軽快してきます。

危険
症状がなくなったり、登校許可が出ても抗生剤は途中で止めないようにしてくださいね!

途中で止めると再発や重篤な合併症を起こすことがあるので、危険です。

細菌が抗生剤に耐性を作らないためにも、処方された抗生剤は飲み切ってね。

みかん

 

あとは発熱などに対する対症療法を行っていくことになります。

家でできる子供の熱を下げる方法と受診の目安。

家庭で気を付けること

ここからは、溶連菌に感染したときに家庭で気を付けることについて書いていきます。

気を付けることは3つです。

家庭内感染の予防

感染する経路として、飛沫感染と接触感染がありましたよね。

飛沫感染を予防するためにはマスクの着用。

そして、接触感染では、同じタオルを使わないようにするなど、接触しないようにすることが大事です。

もちろん、同じコップを使ったりお箸の共有なんかも止めてくださいね。

子供だけじゃなく大人にも感染するので、家族全員が感染予防を意識して行動することが大事ですよ。

みかん

食事

基本的にのどの痛みや吐き気などの症状がなければ、いつも通りで大丈夫です。

ですが、のどの痛みが強いことが多いんですよね。

そんなときは、熱いものや辛いもの、酸っぱいものなどの刺激がある食べ物避けた方がよいです。

うどんやおかゆなど、食べやすいものを食べるようにしてくださいね。

入浴

熱がなければ入ってもかまいません。

こんな時はもう一度診察を

抗生剤を内服すると、症状が軽快していくことが多いですが、下記のような時はもう一度受診されてくださいね。

再受診のめやす

  • 二日以上たっても熱が下がらないとき。
  • のどの痛みが強くて水分がとれないとき。
  • 発疹が気になるとき。

※溶連菌に感染した影響で発疹がでることもあるんですが、まれに抗生剤で薬疹っていう発疹が出ることがあります。

薬に対するアレルギー反応で、痒みがなく特に背中やお腹周りに出やすいんですよね。

鑑別が難しいので気になるほどたくさん発疹が出ていれば見てもらってくださいね。

学校にはいつから行ける?

症状が落ち着けば、抗生剤内服後24時間以上たってから登校可能になります。

発熱当日と翌日は休み。

そのあとは抗生剤をしっかり内服しながらにはなりますが、集団生活には問題ありません。

 

学校でお薬が飲めない環境であれば、【朝、帰宅時、寝る前】などの時間調整を医師に確認してみてくださいね。

合併症

合併症として有名なのが腎炎とリウマチ熱になります。

急性腎炎

溶連菌に感染後、2~3週間してから症状がでます。

尿量が減少して身体がむくんだり、血尿(明らかな出血や紅茶やコーラのような色)があれば受診する必要があります。

この急性腎炎を合併していないか確認するため、多くの病院では溶連菌感染後3週間頃に尿検査などを行っています。

リウマチ熱

発熱や関節炎、心炎を起こしたりします。

重症な合併症になりますが、合併することが少なくなってきています。

 

※急性腎炎・リウマチ熱、どちらも溶連菌が悪さをしているわけではなく、溶連菌に対する身体の反応で起こっている合併症です。

感染した時に守るべき3つのポイント

これまで書いてきたことから、感染した場合のポイントは次のようになります。

守るべき3つのポイント

  • 抗生剤をきちんと内服する。
  • 家庭内感染の予防に努める。
  • のどの痛みや発熱などの症状に対したケアを行う。

もちろんこの前に、確定診断してもらうためにも、流行していないか情報収集することも大事ですよ!

溶連菌に感染してしまったら、この3つを守りながら身体を休めてくださいね。

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