家でできる子供の熱を下げる方法と受診の目安。

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子どもの発熱は子育てで必ずしも避けて通れないものの一つですよね。

流行する病気や脱水、不明熱に広範囲のやけどなどなど幅広い原因があります。

子どもの熱って下がってからしか原因が特定できない場合も多いし、親としては不安なんだよね。

みかん

私も、『早く熱を下げるために』また『子供が少しでもしんどくないように』って何かできることがないか考えます。

発熱時の対応って意外と学ぶ機会がないんですよね。

それぞれの『家庭の知恵袋』的なやり方があったりもします。

でも正しい知識を持っていないと、逆に熱を上げてしまうような対応をとっているかもしれません。

と言うことで、正しい知識を持っているかのおさらいも兼ねて

今回は、『子どもの熱が少しでも早く下がるように』そして『親の不安も減らせるように』、家でできる対処法や受診の目安についてまとめていきます。

もちろん、家庭でできることなんで難しいことはありません。

もうすでにされていることもあるかもしれませんが、一度この先も読んでみてくださいね。

体温の測り方

まずは正確に熱を測るための手順をおさらいしておきますね。

体温測定はわき(腋窩:えきか)・耳・肛門なんかで測定できるんですが、家庭で測定するときは脇が一般的です。

みかん

今回は脇での測定方法だけ書くね。

まずは汗をかいてたら、体温の上がりが緩くなるので必要に応じてわきを拭いてください。

できたら、あとは

脇の中央に向かって45度の角度で、皮膚に体温計を当てて挟みます。

これだけでOK。

でも子供はじっとしてないし、測るだけでも大変やったりするんですよね。

ポイントは少ないんでなんとか頑張って測ってくださいね。

子供の体温の基準値

子供によって平熱は違いますが、参考までに基準値を載せておきますね。

新生児期36.5~37.3
乳児期36.3~37.3
幼児期36.3~37.0
学童期36.3~36.9

見ての通り、子供は小さい時期の方が平熱が高めなんです。

測る時間帯などにもよるので、だいたい同じ時間帯に週に2、3回測って平熱を知っておくといいかと思います。

個人差があるんで、基準値はあくまでも参考程度だよ。

みかん

発熱時の対処

ここからは発熱時の対処方法について書いていきますね。

熱が上がれば、とりあえず下げたくなりますよね。

でもここで大事なのは

『冷やすタイミング』と『温めるタイミング』です。

ここを間違えれば余計に熱を上げることにもなりかねないんで注意が必要です。

熱がある時の体を温めるタイミング

高熱が出る前に寒気がしたことってありませんか?

震えるくらい寒気がすることを悪寒(おかん)って言って、これは筋肉を震えさせて熱をあげようとしてるんです。

言わばウイルスや菌と戦うための戦闘態勢。

熱を上げてウイルスを死滅させようとしているんですよね。

熱があるからと言って、寒気があるのに冷やしてしまうのは逆効果です!

ここでポイント!寒気がするときは素直に体を温めよう!

熱が上がりきれば自然と熱くなるので、そのときまでは身体を温めてくださいね。

温め方

温めるタイミングがわかったところで、温め方について書いていきますね。

もし汗をかいてたら、体が冷えてしまうんでしっかり汗を拭き取ってから温めるようにしましょう。

温め方は簡単!

衣服や掛け物なんかでの調整はもちろんですが、家ならカイロやホットパック(レンジでチンや湯煎タイプ)なんかがオススメです。

ただし、やけどには注意してくださいね。

赤ちゃんや寝たきりの人は、熱いと思ってもそのままになってしまうんで、低温やけどを起こしやすいんです。

熱がある時の体を冷やすタイミング

寒気が治まれば次は体が熱くなってきます。

ここでポイント!身体が熱くなればここでも素直に冷やそう!

身体が熱いと感じるようになれば、それは熱が上がりきったと考えます。

なので、ここからは身体を冷やしていきましょう。

冷やし方

首やわき、足の付け根なんかの太い血管が通っている場所をアイスノンなどで冷やします。

ただし、左右どちらかにすること!

たまに両わき冷やしちゃう人がいてるんですが、両方冷やすと冷えすぎるし、体温が測れなくなるんでやめましょう。

あと、保冷剤なんかは直接皮膚に当てないようにタオルやガーゼでくるんで当てるようにしてくださいね。

ちなみに、おでこを冷やしても効果はほとんどありません。

本人の気持ち次第になるんで、『気持ち良いなら冷やしとこう』くらいの感じで使用してくださいね。

ただ、個人的には赤ちゃんのおでこにピタッと貼るものはオススメしません。

寝てる間に外れて窒息する危険性があるんで、赤ちゃんのうちは貼るタイプの物では冷やさない方が良いですね。

発熱時の食事と水分補給

熱が出ることで身体は体力を消耗するし、水分も奪われます。

でも、熱がでてると食欲がなくなって食事が取れなかったりしますよね。

食事って想像以上に体力使うんです。

食べる動作はもちろん、消化機能を使うっていうのはエネルギーを消費するんです。

エネルギーを補給してるつもりでも、吸収する力がないんですよね。

なので、食事を取るのが難しければ、水分を一口ずつでも飲ませてくださいね。

最近では脱水予防のために作られたお茶が売っていたりもします。

お茶なので飲みやすいですよね。

※嘔吐がひどい場合は飲ませないでくださいね。嘔吐した後の水分の取り方にもポイントがあります。

みそ汁やったりスープやったり、無理せず食べれるものを食べるようにしましょう。

解熱剤の使用

解熱剤については、熱を出すことでウイルスや箘を死滅させているので、基本使わなくてもいいんです。

早く治すためにはある程度の熱が必要になるってことね。

みかん

なので熱が出たからって解熱剤をすぐに使うことはありません。

解熱剤を使うときの目安としては、

・熱が38.5度以上
・食事がとれない
・眠れないくらいしんどい

こんなときは体力を消耗してしまうんで、解熱剤で熱を下げて、少し体力を回復させてあげることが早く治ることにつながります。

特に子供の場合、発熱すると眠れないくらい不機嫌になることがあるんですよね。

たぶんしんどくてどうしようもないんやと思います。

熱が高くても眠れる場合は使わなくてもいいんですが、そうでなければ夜寝るタイミングで坐薬や飲み薬を使ってあげるといいですよ。

看病する人も少し休めるように。

私の経験上、寝ることは食べることよりも大事です!

ゆっくり休ませてあげて、そして看病している人も少し休んでくださいね。

ちなみにですが、しんどすぎると薬が飲めなかったり泣いて嘔吐することが多いんで、飲み薬より坐薬を使う方が確実です。

そして若干ではありますが坐薬の方が効果が少し速く期待できます。

座薬の入れ方のコツや、座薬の正しい使い方についての記事も読んでみてね!

みかん

熱性けいれんが起きた時の対処

熱性けいれんとは、高熱によってけいれんを起こす神経疾患のことです。

小児では10人に1人が起こすって言われるくらい多いんです。

もし、起こした場合は

  • けいれんの起きている持続時間
  • けいれんの仕方(上半身だけとか、左右対称であるとか、眼球の向きなんかをよく見ておいてください。動画をとるのも1つの手段です。)
  • 家族歴

を見ておくことが、今後の診断に役立ちます。

始めてのけいれんだったり、5分以上続くけいれんは早めに医療機関を受診してくださいね。

自然にけいれんが治まることが多くて、救急車を呼ばなくても良い場合がほとんどなんですが、きっとめっちゃ怖くて不安ですよね。

対処がわからない場合やけいれんが長引く場合、また短時間に何度も起きる場合は救急車を呼んでくださいね。

※参考までに、『熱性けいれん診療ガイドライン2015』っていうかなり詳しく書かれたものがあります。気になることがあれば参考にされると良いかと思います。

受診の目安

ここからは熱が出た時の受診の目安について書いていきますね。

熱が出たことに気付いた時

熱が出たことに気付いたら、解熱剤が家にあっても当日or翌日には受診することをおオススメします。

家では気付けなかった熱以外の症状がないか診察してもらうためです。

ただし、例外も!

インフルエンザが疑わしい時は基本的に発熱から12時間以上経っていないと検査ができません。

詳しくは下記の記事に書いていますが、発熱から12~48時間の間に受診をオススメします。

【インフルエンザに感染!?】受診の目安は発熱した時間!

それともう一つ受診してほしい理由があります。

それは小児では体重によって坐薬の量がすぐに変わるからです。

持ってる坐薬が適正の量じゃなくなっていたら効果が弱くなるんで、新しく処方してもらってくださいね。

ちなみに坐薬は処方されて半年以上たってたら破棄するよう言われています。

その時もまた新しくもらってくださいね。

発熱後の2回目の受診のタイミング

2回目の受診のタイミングとしては発熱しはじめてから4日目くらいになります。(発熱が続いている場合のみ)

子供の熱はだいたい3日もすれば下がり始めることが多いんです。

下がらなくても熱以外の症状が出てきて、原因がわかることがほとんどです。

4日目以降に全然下がらないか、むしろ熱が上がっている場合は血液検査など更なる検査が必要になってきます。

また4日目以前でも咳や発疹などの熱以外の症状がでたり、悪化した場合は受診してくださいね。

発熱時は『よく観察』。

子供のことになると親は自分のこと以上に不安になることが多いんじゃないでしょうか。

私も例に漏れず、熱や痛み・しんどいなんていう子供の訴えには敏感です。

またかぁと思う反面、心配にもなりますよね。

少しでも子供が安心して過ごせるように、そして、親の不安が軽減するようにこの記事が参考になればいいなと思います。

子供の異変にすぐに気付けるように、『よく観察』することが正しい対処につながります。

子育ての責任は大きいし大変ですが、今できることをしていきましょうね(。・ω・。)

お子さんの熱が早く下がりますように!

みかん

最後までお読みいただきありがとうございます。

みかんでした。

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