結核感染(潜在性結核感染症)と発症の違い。結核検査。

結核について検索してると、難しい言葉がいっぱい並んでますよね。

読んでても頭に入ってくるのは極僅か。

 

日常生活でそんなに必要な話題ではないんですけど、私のように不安になった人がある程度納得できれば良いなぁ…

 

って言うことで、簡単に分かりやすくまとめてみようと思います。

 

結核とは!?

結核とは簡単に言えば結核菌を吸い込んで感染した状態のことを言います。

 

“結核”って聞くと大抵の人は肺の病気って思うかもしれません。

 

確かに多くは肺結核なんですけど、結核箘は全身の臓器のどこへでも感染する可能性があります。

 

感染経路

肺結核を発症していて、なおかつ菌を排出してる患者が咳をすることで空気中に箘が漂います(排菌)。

その箘を肺まで吸い込むことで感染が成立します(空気感染・飛沫感染)。

結核箘はホンマに小さくって、長時間空気中を漂うことができるんで同じ空間にいたら感染する可能性が高くなります。

やから、換気はめっちゃ大事!

 

とは言っても菌の数にもよるし、弱い菌なんで過度に怖がる必要はないかと思います。

※菌の数はガフキー0〜10号って言うもので表されているんですが、私の知る限りではほとんどの方は菌の数が少ない2号程度でした。

 

これを予防するためには健康的な生活と手洗い・うがいなんかの基本の徹底がだいじになります。

そしてN95マスクが必須アイテムになります。

※N95マスクについては前回書いたんで、気になった方は➡こちらへ

 

結核感染(潜在性結核感染症)

結核感染とは結核箘が身体の中に感染した状態を言います。

さっき、肺の中に結核菌が侵入することで感染が成立するって書いたんですが、感染=発症ではないんです。

 

結核箘は弱い箘やから免疫で抑えられて冬眠状態になることがあるのが特徴なんですよね

 

『免疫にヤられる前に核の中に隠れちゃえ』っていう賢い菌なんです。

だから結核って言う名前が付けられたとかなんとか…。

 

そんで、この状態を正式には潜在性結核感染症って言います。

 

結核に感染した90%以上の人は発症することなく一生を過ごします。

 

結核箘の厄介な所はまさにこの冬眠状態!

 

免疫で死滅する箘とは違って、身体の中に潜んでるんで、免疫機能が低下した時にここぞとばかりに発症します。

 

多くの人は幼い頃にBCG接種を行ってますよね。

やから結核箘に対する免疫が付いてることが多いんです。

 

って言うことはツベルクリン反応が陽性になります。

 

そうなったらツベルクリン反応で陽性が出ても、BCG接種の影響なんか結核感染なんかの判断はできません。

 

だからって発症して症状がでないことには詳しい検査をすることもほとんどないんで、誰が感染しているかもはやわからん状態と言うわけです。

 

結核感染って聞くと“昔の不治の病”というイメージが沸くかもしれませんが、実はそうではありません。

毎年2万人近くの人が新規結核者登録されているんです。

これは結核を発症した人だけじゃなくって、潜在性結核感染症と診断された人も含まれます。

 

今現在も蔓延してる病気なんです。

そして、もう1つ。

不治の病ではなくなってるって言うことです。

 

菌が死滅しない以上『完治』って言うわけにはいきませんが、発症を予防したり、菌の力を抑えることができます。

 

もし、二週間以上続く咳や痰、また微熱やだるさが続くようなら一度レントゲンを撮ってもらうといいかと思います。

 

結核発症

結核発症は身体の中に入った菌が活動している状態を言います。

結核箘に感染した人の5~10%の人が発症するって言われています。

発症した人の半数が感染してから2年以内に発症します。

 

肺にできた病巣からリンパや血行性に他の臓器2ヵ所以上に広がったものを粟粒結核、脳に広がったものを結核性髄膜炎と呼びます。

肺結核

二週間以上続く咳や痰、また微熱やだるさが続きます。多くは風邪症状と同じなんで診断がけっこう難しいんです。悪化すれば血痰や寝汗がひどい、体重減少などの症状がでる場合もあります。

ただ上記の症状はいずれも結核特有のものではないんで、不安にならずに受診して貰えればと思います。

粟粒結核・髄膜炎

発熱があります。髄膜炎なら頭痛や嘔吐が見られて、どの臓器に結核結節ができるかによっても症状は変わってきます。

 

結核を調べる検査

エックス線検査

肺に病巣がないかレントゲン撮影を行って調べます。

ただし、結核菌が病巣を作ってる状態=発症してなかったら感染の有無まではわかりません。

病巣があってもレントゲンで映らない場合があるんで、詳しく調べるならCT撮影が必要です。

 

喀痰検査

『喀痰』とちょっと聞きなれへん言葉ではありますが、要は痰の検査のことです。

検査の種類は塗沫検査・培養検査・遺伝子検査なんかがあってややこしいかもしれませんが、どれも痰だけで検査できます。

 

結核箘は抗酸箘っていう種類の箘で、遺伝子検査以外は結核箘以外の抗酸箘も検出されるので注意が必要です。

 

結核箘は検出がめっちゃ難しい菌になります。

箘の数がある程度必要なこと、また培養するんも時間がかかるんで最終結果がでるまで8週間必要になります。

 

もし喀痰検査をすることがあるんなら、正確な判定のため唾液じゃなく『痰』が必要なんで注意して下さい。

 

ただ、この『痰』を出すのが以外に難しくって、出ないことも多いんですよね。

 

痰を出すコツを言うならば、

①朝一番に口を湿らせ

②お腹に力を入れ

③胸の奥から咳がでるよう意識しながら咳をします。

できるだけたくさんの痰を出せるよう意識してやってみて下さい。

 

どうしても痰が出せなかった人は胃液で検査をすることもあります。

血液検査

クォンティフェロンって呼ばれるやつで、血液中の免疫系細胞を刺激して免疫反応を見ます。

BCG接種や結核箘以外の抗酸箘(一部例外あり)の影響を受けないんで確定診断ができます。

 

ただし、現在結核を発症してるんか、過去に感染したんかの判別はできひんので、他の検査と併用しながら診断する必要があります。

5歳以下は感度が低くなることが指摘されてます。

 

結核について簡単に説明したんですが、少しでも参考してもらえるといいなぁと思ってます。

 

↓ブログのつづきはこちらです。

イスコチン予防内服開始。DOTSとは。

 

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