CT検査の知ってるようで知らない話。

病院で行われる検査の一つにCT検査って言うものがあります。

レントゲンや採血ほど頻繁に行われることはないんですが、負担も少ないんでわりと簡単に行われる検査なんです。

 

撮ったことがある人も結構いるんじゃないでしょうか。

ただ詳しくは知らなかったりしますよね!?

もちろんこれから初めて撮る人も検査についてはわからないですよね。

 

私自身も、患者さんに検査の流れを説明することはありましたが、CT検査自体の説明をすることはありませんでした。

なので、今日はそのCT検査についての記事を書いていきます。

あまり怖がられる検査ではありませんが、「知らない」って言うことが不安に繋がったりもするんで、知ってもらえるよう簡単に説明していきますね。

CTとは

CTとはcomputed tomographyの略で、コンピュータで処理された断層像のことなんです。

簡単に説明すると、

体を1ミリ~10ミリ程度の輪切りスライスにして足元から撮影した画像

ってことなんですけど、文字にすると全然ピンとこない…ですよね。

 

要はレントゲン検査は一枚のフィルムに写した画像で、CT検査は立体的な画像ってことになります。

種類

CTって一言で言ってますが、大きく分けて単純CT撮影造影CT撮影の二種類があります。

ただ単にCT撮影をすることを“単純CT”って言います。

そして、CT撮影する際に点滴から造影剤を体内に入れて、さらに詳しく身体の内部を撮影することを“造影CT”って言います。

レントゲン検査とCT検査の違いは?

どちらもエックス線を照射して画像にすることは同じなんです。

ただ仕組みが違うので撮影された物体の画像の成り立ちは少し異なるんですよね。

 

簡単に言えば、

レントゲン撮影1枚のフィルムに写す。
CT撮影コンピュータで処理して立体的に写す。

って言うことなんです。

ただ、CTはエックス線吸収値を求めてから画像が作り出されているんで少々ややこしいんですよね。

まぁここまで詳しくは必要ないと思うんでここは省きましょう(ーー;)

CT画像の解説

レントゲン検査の記事にも書きましたが、エックス線とフィルムの関係を少しだけおさらいします。

 

フィルムはもともと白色。そこにエックス線が当たることで黒に変色します。

レントゲン画像は、組織がどれくらい透けて見えるかをエックス線を使って一枚の写真に投影したものです。

それと比べCT画像は、身体を細切れにしたような細かなパーツとしてエックス線解析をして、これを組み合わせて断面図としています。

 

同じエックス線での検査ですが少し異なっているんです。

また、画像表示の仕方によっても白さが変わったりすることもあります。

CT検査のメリット・デメリット

CTのメリットは、

もちろん情報量が多いって言うことです。

立体的に見ることで体の中のことがよりわかりやすくなります。

特に心臓や肝臓などの内臓系なんかはレントゲン検査では得られない情報が得られるんですよね。

 

ただその分デメリットもあります。

デメリットとしては、

  • 放射線の被曝量が多い
  • CT室でしか撮影できない
  • 医療費が高い

って言う3つがあげられます。

まず被曝量についてはレントゲン検査の50倍~100倍とも言われています。

CTを数回撮影したからって人体に影響がある被曝量ではないんですが、むやみやたらに撮るものではありません。

レントゲン検査で診断できるものはレントゲン検査で十分って言うことです。

 

次にCT室への移動です。歩ける人なら問題ないんですが、寝たきりの人や医療機器をたくさん使っている人はCT室への移動が困難だったりします。

どうしても撮影しないといけない場合は、人手が必要になってきます。

細心の注意を払いながら医療機器ごと移動して撮影室に行ったりします。

 

最後に料金についてなんですが、レントゲン検査が1500円程度なのに対して、CT検査は8500円程度っていう数倍の値段になります。※ここから3割負担の場合は×0.3で計算されます。

そして造影剤を使った検査では13500円程度になります。

検査方法

大きなドーナツ型の機械に簡易のベッドのようなものが付いてるんです。

このベッドの上に横になってマジックテープ式のベルトのようなもので動かないように固定されます。

撮影される人の準備はこれで終わり。

 

あとはレントゲン技師が撮影部の位置を合わせて、ボタンを押せば自動的にベッドが動いて撮影されるしくみです。

 

撮影にかかる時間は、単純CTなら5分程度、造影CTでも10分程度です。

 

検査自体は痛くも痒くもなくて、ただ横になっていれば終わるので心配いりません。

数秒「息を止めてください」とアナウンスがあって、ピピピピピッと機械が少し鳴るくらいです。

CTと食事

腹部のCTと造影CTは検査の4時間前から絶食になります。

お水は飲んでも構わないんですが、ガブガブ飲むのはお腹もふくれてしまうので、ちょっと喉を潤す程度で。

 

その他の頭や胸なんかの単純CT撮影は食事の影響がないので、絶食はしなくていいです。

検査結果

撮影された画像は数分でわかります。

電子カルテに転送されるまでに少し時間がかかるかも知れませんが、画像だけであればすぐできるんですよね。

 

ただそこから診断となるとなかなか“すぐ”と言うわけにはいきません。

もちろん緊急時は“すぐ”判断しないといけないんですが、そうじゃない場合は画像を専門に見ている医師に一度診てもらう場合が多いんです。

『読影結果』って呼ばれる、画像の解説をしてもらうんです。この用紙の作成にちょっと時間がかかります。

なので、

詳しい結果を聞くのは、一週間~二週間後になります。

 

みかんの一言

CT検査は病院ではよく行われる検査です。

入院患者さんだけじゃなく外来受診で行われることも多いんです。

もちろん予約が必要な場合もありますが、急遽撮影されることも多くあります。

特に撮影される部位で多いのはお腹で、その次は胸っていう印象です。
頭も比較的撮影することが多いです。
※これは私が勤務した多くの時間が内科だからかもしれませんが。

どの部位を撮影するにしても、検査自体は同じなので気にしなくていいんですけどね。

ただ頭を撮影する場合は頭を固定されたりはします。

 

機械が大きいんで撮影したことがない人は多少不安になるかもしれませんが、痛みもないし短時間で終わる検査なので心配せずに検査してもらえたらと思います。

 

余談ですが、実は私自身が造影CTを行ったことがあるんですよね。その時の体験談はこちらに書いています⬇️
【実体験】造影CTってどんな感じ?授乳中でも検査できる?

もし造影CTをされることがあれば参考にしてみてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください