この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは。ナース“みかん”です。
赤ちゃんはみんな夜中もおしっこをしますよね。
いつからかそれが“おねしょ”と呼ばれるようになるんですが、これは排泄機能が発達してくると自然に無くなることが多いんです。
でも“おねしょ”が長く続くと“夜尿症”って呼ばれるようになります。
国際ガイドラインでは、
夜尿症とは、5歳以上で夜間睡眠中の尿もれが継続している場合
って定められています。
起こりうる現象として『夜間の尿もれ』に違いないんですが、年齢によって捉えた方が大きく変わるんですよね。
夜尿が子供に与える影響は大きくて、心理面・社会面・生活面に現れます。
これは両親の離別や喧嘩に次いで、3番目に強い精神的ダメージをもたらすとも言われていて、いじめよりも悪い経験とみなされるらしいんです。
夜尿は親の負担や焦りも大きくなるし、どうしてもイライラしてしまう人もいるかと思います。
まさしく『私』もその一人やったんですが…。
子供がすでに精神的ダメージを受けているのに、親の対応次第で子供をさらに追い込むことになってしまうんですよね。
我が家の第1子も小学校低学年まで、ほぼ毎日夜間の尿もれがありました。
病院に行くべき!??
どう対応したらいい?
ってけっこう悩みました。
周囲であまり夜尿について聞くことがなかったんですが、統計では
年長では15%、小学校3年生でも8%の子供に夜尿がみられるそうです。
意外に多いことにびっくりしませんか?
みんな言わないだけなんですよね、きっと。
それでも子供にも親にも負担が大きいことには変わりありません。
今回は
わたしが実際にしたおねしょの対応方法や調べたこと、親の気持ちのあり方
について書いていきますね。
参考になることがあれば、ぜひ実行してみてほしいと思います。
夜尿の原因
- 夜間の尿量が多い
- 夜間の膀胱の容量が小さい
- 深く眠りすぎて尿意に気づけない
- 心理的ストレス
- 膀胱や腎臓の異常
まずは、夜尿の原因として上記のようなことが考えられます。
原因によって対応の仕方も変わるので、原因を探ることは大切ですよね。
病院受診の目安
一般的に、5~6歳くらいまでの夜尿は心配しなくて大丈夫です。
ただし、昼間もおしっこやうんちを漏らすことがあれば、排泄機能の問題がないかチェックしてもらうためにも受診をオススメします。
小学校1~2年生で夜尿が週に数回であればまずは生活習慣を整えてみましょう。
夜尿が毎日で、生活習慣を整えても減らなければ受診を考えましょう。
小学校3年生以上であれば一度受診してみましょう。
ちなみに私が知っているだけで、小学校高学年の時まで夜尿があった人が3人います。
昔は薬を飲んで治すなんて考えもしなかったことやと思います。
でも今は内服薬などの治療方法があるんで早めに対応してあげると良いと思います。
初回の受診に行くのに勇気がいるかもしれないが、早く対応する分負担が減るのも早いはずです。
家でできるおねしょ対策
病院受診はやっぱりハードルが高いと思う方も多いと思うんで、まずは家でできることをしてみたかったりしますよね。
そんな家でできることを書いていきます。
- 規則正しい生活
- 水分の取り方
- 塩分を控える
- 夜中に無理矢理起こさない
- 寒さや冷えを予防する
- 寝る前にトイレに行く
一つずつ説明していきますね。
規則正しい生活
夜更かしなどの不規則な生活が夜尿を悪化させたりします。
朝早く起きて、きちんと寝ることが大事です。
日中の生活もある程度習慣化できると、規則正しい生活が送れるようになるので、一日のスケジュールを立ててみることをオススメします。
水分の取り方
寝る3時間ほど前から水分摂取を控えめにします。
これは我が子には効果抜群でした!
日中はたっぷり飲んで構いません。
夕食ぐらいからがぶ飲みしないよう徹底して、寝る前は数口のみ。
夏場なんかは少し可哀想な気もするんですが、子供のコップ1/3杯以下に押さえました。
塩分を控える
単純に喉が乾いてしまうし、水分を取らないと脱水になってしまうので取りすぎてはいけないんです。
減塩までは言いませんが、喉が乾くような食事ばかり食べるのは避けた方が良いです。
夜中に無理矢理トイレに起こさない
私の子供はいつも朝方5時ごろに夜尿があったんですよね。
起きるまでの最後1時間が持たないんです。
夜中におしっこをさせることができれば夜尿はなくなると安易な考えから、寝る前の11時頃に無理矢理トイレに連れていったことが数回あります。
でも子供はちゃんと起きれずほぼ寝ているのでグダグダ…。
もちろん本人の記憶もありません。
これで朝まで夜尿をすることなくいけたんですが、夜間の膀胱容量が増えないだけでなく、寝ている時間におしっこをする習慣がつき逆効果になるそうなんです。
また睡眠時に出る大事な成長ホルモンなどの妨げにもなるらしいので辞めておいたほうが良いです。
夜間に無理矢理起こして排尿させるのは逆効果になります。
ぐっすり眠らせてあげてください。
寒さや冷えを予防する
体が冷えるとおしっこが近くなりますよね。
夜尿症ではない子供でも、寒さや冷えのせいで夜尿をすることがあります。
身体を温かくしておくことで少しでも夜尿のリスクを減らしておきましょう。
寝る前にトイレに行く。
これは絶対です!
もしトイレに行った後で何かしていて10分でも経ったら、またトイレに行ってもらってください。
最後の1滴まで出しきるイメージで、ギリギリまで夜尿のリスクを減らしましょう。
親の気持ち
子供が一番辛いはずなのに親の気持ちを言うのは気が引けますが、わたしは夜尿する子供に対してイライラしてしまっていました。
やっぱり小学生になっても毎日夜尿が続くのは親もしんどいんです。
なので、これ以上子供を傷付けないためにわたしは子供にできることをさせようと決めました。
何をさせたかと言うと、それは、
夜尿をしたあと、自分でシャワーを浴びて着替えてもらうことです。
シーツなどは夜尿に対応したものが売ってるし、ズボンタイプのものもあります。
我が家は上記のタイプのものを『シーツより洗濯がラク』って言う理由だけで使用していたことがあります。
完全なる親の都合です。
子供自身はカサカサした素材が苦手で、いくらズボンの上から履くとはいえ嫌だったようです。
履いてくれない日もありました(´・ω・`; )
なので選ぶときは、
・子供目線なら防水シーツ。
・親目線なら防水ズボン。
をオススメします。
さて、話はそれましたが、おねしょ対策グッズはいろいろ売っています。
でもシャワーや着替えはそうはいかないですよね。
朝方の眠い時間も合間って、私は起こされることが本当にイヤやったんです。
眠い目をこすりながら子供にシャワーをさせるんですが、どうにもこうにも優しくできないんですよね。
このままでは
怒って子供にストレスをかける。
→夜尿がいつまでたっても治らない。
って言う負のスパイラルに陥ってしまうと思ったんです。
子供がどうにか独りで対処できないものかと考えた結果…
子供自身に夜尿後の対処をさせてみました。
そしたら意外とちゃんとできたんです。
案外一人でできるもんなんですね 笑
濡れたズボンもちゃんと脱げるし、シャワーも一人でできました。適当に服をタンスから出して着替えもできました。
もちろん『おしっこ漏れた…』って一度は起こされるんですが、シャワーに行ってる間に布団だけ確認すれば私はまた寝ることができます。
洗濯物は風呂場に置いといてもらって、起きてから洗うようにしました。
これで私の負担は格段に減ったんです。
そして、
怒られなくなったことで、子供も気持ちがラクになったようでした。
私の顔色を伺うことがなくなったんですよね( ̄▽ ̄;)
本当は親がしてあげてしっかり受け止めてあげられるなら、その方がいいのかもしれません。
でも私にはできなかったので、私にできること…
いや、子供にできることでバランスを保ちました。
それぞれの親子の形や性格があるかと思います。
長期戦になる夜尿を克服するためには、それぞれの方法を見つけるのも大事です。
私の子供は生活習慣の見直しで夜尿はほぼなくなりました。
他人と比較せず、今の子供に向き合っていくことが改善への近道なのかもしれません。
この記事が、今子供の夜尿に悩んでいる人の参考になれば嬉しいなと思います。