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突発性難聴とは、突然耳が聞こえなくなる病気です。
耳の詰まった感じや耳鳴りがあって、聴覚の機能が低下したりします。
私自身に起きた、この“突発性難聴”。
言葉としては聞いたことがあったんですが、耳鼻科に勤めたこともなかったんで正直他人事やと思ってました(-_-;)
まさか、まさか!
誰にでも起こる可能性のある病気なんです。
原因はストレスとも言われていて、
仕事のストレス
育児のストレス
家庭のストレス
いろんなストレスを抱える人がこの病気になる危険性があります。
私自身の経過を辿りながら、
- 突発性難聴になった方
- 身近に突発性難聴になった人がいる方
- ストレスが多くて心配な方
の参考になるようにわかりやすく書いていきます。
ぜひ読んでみてください。
原因ってなに?
ぶっちゃけると、原因は不明なんです。
そのため一応『難病』の一種になっています。
(以前は特定疾患っていう難病の中に含まれていたんですが、現在は指定難病と言う制度に変更されたんで、その中には含まれていません。)
原因が明らかにはなっていませんが、ウイルス説と耳の中の血液循環説があります。
風邪気味の時に発症することが多くて、大きな音を聞く職業や飛行機によく乗る人に起こりやすいです。
あとストレスが要因だとも言われてます。
私自身もまさに風邪気味のときに耳が聞こえなくなりました。
ストレスは…
フルタイム勤務で1歳児の育児をしてたので『ない』ってことはなかったです。
ただ、自覚としては『めっちゃストレスが溜まってる状態』じゃなくて、
『慢性的に長くストレスがかかってる状態』でした。
耳が聞こえなくなった時は、鼻が詰まってかなり勢いよくかんでたんで「かみすぎで耳に負担がきたんやなぁ」っていう何ともゆるい解釈をしてた自分を今更ながらアホやと思います(-_-;)
どんな症状?
突然の難聴から発症します。
「何かをしてた時に聞こえなくなった」とか、「朝起きたら聞こえなくなってた」とか、いつから聞こえなくなったかはっきりしているのが特徴です。
前兆として耳の詰まった感じや耳鳴りがなんかがあります。
私の場合、前日から鼻詰まりがひどくて頻繁に鼻をかんでいました。
翌日朝起きたら片耳が聞こえない…。
そして耳鳴り。
その後一週間くらいは耳鳴りとめまいがあって、気分が悪い状態が続きました。
難聴って一言で言っても種類があるんですが、この突発性難聴は感音性難聴と呼ばれるもので、耳の『感音器』って言う場所による難聴です。
聞こえる音の範囲が狭まったりするんです。
加齢でお年寄りの耳が遠くなるのもこれです。
余談ですが、
高音が聞こえなくなることが多いんで、耳の遠いお年寄りには低い声で話しかけると聞こえることがあります。
私自身も聞こえないのは高音です!
治療したら治る?
治療はステロイドや耳の中の血液循環を良くする薬を内服します。
発症後48時間以内にステロイド療法を開始すれば治る可能性が高く、治療開始が遅れるほど聴力が戻る可能性が低くなるって言われてます。
そして、治療をしても
- 完治するのは全体の3分の1
- 聴力がある程度改善されるのが3分の1
- 残りの3分の1は改善されない
とも言われてます。
みかんの事例
事の発端は風邪気味で鼻をかみすぎたことだと思ってました。
朝起きると右耳が聞こえないんです。
何だか詰まってる感じがするのと耳鳴りがしてました。
でも『鼻をかみすぎたせいやろ。そのうち治る』って思ってた私は、片方の耳が聞こえないまま職場へ。
「身体は元気やのに耳が聞こえんくらいで仕事を休むなんて。」
変な責任感からそう思ってたんです。
今思えば耳だって大事な大事な身体の一部。
職場のおば様ナースに受診を促されたんですが、正社員で働きながら1歳児の育児をする合間に受診するのは大変なんです。
何だかんだと理由を付けて耳が聞こえんことの重大さを理解してませんでした。
耳鳴りとめまいのせいで気分が悪かったんですが、「それも耳の問題やし」って私の中の休む理由にはならなかったんですよね。
結局受診したのは翌々日。
始めは「鼓膜が凹んでます」ってことで、そのせいかと思ってたんですが、念のため聴覚検査を受けたらほとんど聞こえてなかったんです。
突発性難聴と診断を受けて、ステロイドの内服が始まりました。
結局5日程内服しても聴覚が戻りきらずに総合医療センターへ紹介状を持って行くことになったんです。
どうやら最初のステロイドの量が少なすぎたらしいです。
倍の量で処方されて一週間様子を見たんですが、すっきり治りませんでした。
耳鳴りとめまいがちょっとだけましになった程度でした。
入院を進められたんですが、どれくらいの期間入院するか聞くと、
『聴覚が戻るまで点滴治療します』って言う返答。
1歳の子供を置いて無期限の入院なんかできるはずもなくて、仕事も休めないと思いお断りしてしまったんです。
子供はさておき、仕事なんてどーにでもなるんですよね。
って言うか、仕事は私の問題じゃなくて職場の問題やったんやと後々気付いたんです_| ̄|○
私一人が休むだけで仕事が廻らなくなる職場が問題やったんです 笑
後遺症と再発
私の右耳は入院治療を受けなかったこともあってか、高音が聞こえないままです。
たま~に今も耳鳴りはあるんですが、日常生活に支障はありません。
目眩も起こることがありますが、数年に一度くらい。
それでも後遺症として残ってしまった以上は死ぬまで付き合っていくしかないんですよね。
突発性難聴は同じ耳に再発することはないと言われています。
ただ、もう片方に発症することがあって、それは「交通事故に二回合うくらいの確率」って医師から言われました。
一回も事故にあったことはないんですが「けっこうあるやん!」って思いませんか!?
もしものことがあれば、次は早期診断・早期治療!
重症になれば補聴器が必要になることもあるんで早期の対応は重要です。
ちなみに発症から5年後に、めまいがひどかったんで聴力検査やMRI検査をしてもらったんです。
聴力はやっぱり高音が聞こえないままでした。改善もしてないけど悪化もしていなかったです。
仕事なんか二の次で大丈夫!!
今になって思えば、治る可能性があるならせめて一週間くらい入院して治療すればよかったんですよね。
子供だって、仕事だって何とかなったはずなんです。
昔の私は自分のことは二の次でした。って言うか自分のせいで周りに迷惑をかけるんがイヤやったんです。
今ならはっきりわかる!
自分の身体は何にも変えることのできひん大事なもんやってことが。
仕事、仕事。
家事、家事。
育児、育児。
どれも私にのしかかる『仕事』。
「全部やらなあかん」っていう脅迫観念に駈られてしまうけど、何とかなるんです。
残った人がどーにかするんやって!
仕事なんか二の次で大丈夫!!
私一人がちょっと治療に専念したって、取り返しがつかなくなる事態に陥る可能性は少ないです。
普段から優先順位をつけて行動してるつもりやったんですけど、『自分』の優先順位が低すぎたようです。
自分の優先順位が低すぎるのも高すぎるのも問題ですね。
ただ、身体のことは最優先事項でした。
後遺症の残り方によっては、自分が辛いだけじゃなくて、治療期間以外でも周りに負担をかけてしまう事も考えられます。
今できることは今する!
そして身体は最優先に!!
次からは気を付けようと心に誓いました。
この記事を読んでくれたあなたも、身体は大事にしてくださいね。