0歳児。予防接種何から接種すればいい?

赤ちゃんが生まれてからミルクや沐浴などの生活面の次に考えなければいけないのが予防接種

 

生後6週間から接種できるものもあるので、産後バタバタ毎日を過ごしていたらあっと言う間に予防接種の時期がやってくる。

 

特に0歳児は予防接種が最も多く、また発熱などの予防接種ができなくなることも念頭に入れると最短で接種しておく方がスムーズだ。

 

今は同時接種と言って、同時に複数の予防接種を行うことが主流になっているので親の負担は以前よりは遥かに軽減されている。

 

もちろん同時接種が怖いという方は一種類ずつ接種することも可能だが、スケジュールを組むのは至難の技なので、みかんのお勧めは同時接種である。

 

一般的なスケジュールと各予防接種について書いてみる。

※予防接種の時期や効果などは接種月齢の最初である①に記載するので②以降は省略する。

 

参考までに

予防接種とは。知ってるようで知らない基本の話はこちら。

予防接種後にやってはいけない3つのことはこちら。

 

 

生後2ヶ月

  • ロタウイルスワクチン①(任意:)
  • ヒブワクチン(定期:不活化)
  • 肺炎球菌ワクチン(定期:不活化)
  • B型肝炎ワクチン(定期:不活化)

ロタウイルス(2or3回接種)

まず最初に接種できるようになるのがロタウイルスの予防接種。

ただし任意接種のため接種するかどうかは各家庭の判断となる。

生後6週から接種でき、15週になるまでに初回を接種することが推奨されている。

 

他のワクチンと同時接種できるので、生後2か月頃に接種開始する人が多い。

ワクチンは2回接種もしくは3回接種の2種類がある。

 

2回接種は生後24週までに、3回接種は生後32週までに接種を完了しなければならない。

この期間を過ぎると接種することはできなくなる。

また2回接種ワクチンと3回接種ワクチンを混同させて接種することはできないので接種するならどちらがいいか考えておこう。

任意接種なので自費で、1回あたり一万円前後である。

 

接種の仕方は内服。スポイトで口から飲ませる予防接種である。

効果と副反応

ロタウイルスに感染した場合の重症化を予防する。

ロタウイルスは5歳までにほぼ全員が感染すると言われており、激しい嘔吐、下痢(白色便)、意識障害、重度の脱水症状や脳炎・脳症などを合併することがある。

特に生後6ヶ月~2歳で初めて感染すると重症化しやく、点滴や入院が必要になることもある。

予防接種で8割程度の効果が認められているが、全国的には約半数の接種率である。

 

副反応としては機嫌が悪くなったり、下痢や発熱、腸重積(特に接種後一週間)の発症リスクが高まると言うことが報告されている。

 

ヒブワクチン(3回+追加接種)

生後2ヶ月から接種でき、27日から56日までの間隔をあけて3回接種する。

1歳になれば(初回接種から7ヶ月以上あけて)追加接種が1回ある。

 

初回が生後7ヶ月以上になると接種回数が減るのでわからなければ小児科に相談すると良い。

効果と反応

インフルエンザ菌b型による髄膜炎の発症を予防する。

※髄膜炎とは脳や脊髄をおおっている髄膜に菌が侵入して炎症を起こすこと。

髄膜炎を起こすと後遺症が残ったり死亡することがあるが、予防接種で80~90%以上のHib髄膜炎の発症を予防する効果がある。

副反応としては、接種部位が赤く腫れたり硬くなったりすることがある。また下痢などの消化器症状や発熱、まれにアナフィラキシーショックを起こすことがある。

 

肺炎球菌ワクチン(3回+追加接種)

生後2ヶ月から接種でき、27日以上の間隔をあけて3回接種する。

1歳になれば(初回接種から7ヶ月以上あけて)追加接種が1回ある。

 

初回が生後7ヶ月以上になると接種回数が減るのでわからなければ小児科に相談すると良い。

効果と副反応

肺炎球菌が起こす病気の重症化を予防する。

肺炎球菌が原因となって起こす病気は、髄膜炎・菌血症・肺炎・中耳炎など。

※菌血症とは、血液の中に菌が入り込む病気。その菌が他の臓器にうつると重症化することがある。

特に肺炎球菌による髄膜炎の約半数が0歳代でかかり、5歳くらいまでは危険年齢となるため早めの接種が推奨されている。

副反応としては、接種部位が赤く腫れたり硬くなったりすることがある(他の予防接種に比べ少し赤く腫れることが多い印象)。また発熱やまれにアナフィラキシーショックを起こすことがある。

 

B型肝炎ワクチン(3回接種)

生後2ヶ月から接種でき、4週間隔で2回、さらに20~24週経過した後に1回接種する。

(※1歳を過ぎると有料になるので忘れずに。また母子感染の予防や、接触後の発症予防では接種の仕方が異なるので注意。)

 

効果と副反応

B型肝炎ウイルスの感染を予防する。

B型肝炎は感染するとウイルスを排除するのが難しい病気。

そして、C型肝炎ウイルスやエイズウイルスよりも血液中のウイルス量が多くうつりやすいと言われている。

唾液、汗や涙などからも感染し、過去に集団生活での感染も報告されている。

感染するとすぐに症状が現れる場合もあれば、感染したことに気付かず、数十年経ってから肝硬変や肝臓がんに移行し発見される場合もある。

成人よりも小児の方がワクチンによる抗体獲得率が高いと言われているので子供のうちに接種をした方が良い。

副反応は比較的出にくいと言われているが、接種部位が赤く腫れたり硬くなったりすることがある。また発熱やまれにアナフィラキシーショックを起こすことがある。

 

 

生後3ヶ月

  • ロタウイルスワクチン②(任意:)
  • ヒブワクチン(定期:不活化)
  • 肺炎球菌ワクチン(定期:不活化)
  • B型肝炎ワクチン(定期:不活化)
  • 四種混合ワクチン(定期:不活化)
  • ※BCGワクチン(定期:)生後3ヶ月から接種できるが推奨されているのは生後6~8ヶ月。保健福祉センターなどで実施されていることもあり同時接種できない。(6ヶ月で記載する)

四種混合ワクチン(3回+追加+DT接種)

ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの四種が入ったワクチン。

生後3ヶ月から接種でき、20日以上の間隔をおいて3回接種する。

1歳になれば1回追加接種。

そして小学生6年生でジフテリア・破傷風(DT)ワクチンを追加接種。

効果と副反応

ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオを予防する。

ジフテリアとポリオは近年国内での発症は見られていないが、予防接種率の低下で流行した例があり必要な予防接種。

百日咳は飛沫感染で、大人も感染する。

破傷風は傷口から感染するもので日本中どこにでもいる菌であり、毎年100人以上の患者が発生している。

四種とも感染すると重症化したり死亡する例もあり、予防が大事となる。

 

副反応としては副作用としては、接種部位が赤く腫れたり硬くなったりすることがある。また発熱や下痢、嘔吐などが起こる場合もある。極まれにアナフィラキシーショックや血小板減少性紫斑病やけいれんを起こすことがある。

 

 

生後4ヶ月

  • ロタウイルスワクチン③(任意:)
  • ヒブワクチン(定期:不活化)
  • 肺炎球菌ワクチン(定期:不活化)
  • 四種混合ワクチン(定期:不活化)

 

 

生後5ヶ月

  • 四種混合ワクチン(定期:不活化)

 

 

生後6ヶ月

  • BCGワクチン(定期:)
  • ※インフルエンザワクチン(任意:)生後6ヶ月から接種できるが、免疫が付きにくいことなどから1歳以上でないと接種を行わない場合もある。

BCGワクチン(1回)

生後3ヶ月~1歳までに接種。

推奨は生後6~8ヶ月。

はんこ注射と呼ばれる方法で接種される。

効果と副反応

結核に感染した場合の重症化を予防する。

結核は昔の病気ではなく、現在でも年間二万人以上が感染している。

副反応としては接種後4~6週目にわきのリンパが腫れたり、接種部位が化膿することがある。

極まれにアナフィラキシー様症状や全身性播種性BCG感染症、骨炎などが起こることがある。

〈接種後の経過〉

通常の反応:接種後10日頃より、針跡が赤く腫れ、膿んだりかさぶたができる。接種後5~6週間頃がピークで、その後3ヶ月頃には落ち着いてくる。

コッホ現象:接種後10日以内(多くは2~3日以内)に針跡が赤く腫れ始め、膿んだりする。これはすでに結核にかかっている可能性があり、免疫反応が早く出ていると考えられるので小児科や保健センターへ相談。

 

参考までに

BCGワクチン 予防接種ブログはこちら

コッホ現象についてのブログはこちら。

 

インフルエンザワクチン(毎年、1回or2回)

生後6ヶ月以上で接種可能だが、日本では1歳以上での接種を推奨している。

13歳未満は2~4週間の間隔をあけて2回。

13歳以上は1回。

小児は免疫機能が未発達で、免疫が着きにくいので2回接種が基本となっており、月齢によってワクチンの接種量が違う。

インフルエンザワクチンはその年に流行するであろうウイルスの型を、WHO(世界保健機関)が発表したものを基に、日本でもさらに予想・検討して決定されている。

一般的に予防接種で予防できる確率は60~70%。

免疫が着くのに接種後2週間から1ヶ月かかるので、流行る前に接種を終えなけらばならない。

効果と副反応

インフルエンザウイルスに対する免疫を着け、重症化を予防する。

ワクチンの有効期間はだいたい5か月と言われている。

副反応としては接種部位の発赤や腫脹(はれること)が見られることが多い。

また、発熱や頭痛、関節痛、下痢、体のだるさなどインフルエンザと同じような症状が見られることもある。通常2~3日で治まる。

まれにアナフィラキシー様ショックを起こすことがある。

 

インフルエンザ予防と予防接種についてのブログはこちら。

 

 

生後7ヶ月後半

  • B型肝炎ワクチン(定期:不活化)

※B型肝炎ワクチンは1歳になるまでが公費で賄われるので、乳幼児後期検診(10ヶ月前後)と同時に行ってもらえることがある。

何度も通うのが大変であれば、かかりつけの病院に問い合わせすると良い。

 

1歳児の予防接種はこちら。

 

みかんの一言

これで0歳児の予防接種は終了。

また1歳になれば接種可能になるものが出てくるので、それまでは一段落と言ったところだろうか。

日々の育児に追われ、忘れた頃に接種に行かなければいけなくなるので本当に忘れてしまうこともあるかもしれない。

そんなときはかかりつけ医に相談するしかないんだけど、やっぱり忘れないようにするために時々予防接種のことを思い出して母子手帳を見てみよう。

ちなみに、みかんは第2子の4歳頃の追加接種を忘れていた…(–;)

すぐさま接種したけどね。

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