もし入院中に看護師の実習生の受け入れを依頼されたら…。

ナース“みかん”って言ってるとおり、みかんは看護師なんです。

 

看護師(保健師・助産師も含む)になるためには実習ってものがあるんですよ。

 

この実習は絶対に避けて通ることはできません。

 

先生や指導者さんはもちろんですけど、なにより患者さんの協力がないと成り立たへんのです。

 

入院してるんで心身ともに不調なときかもしれませんが、ちょっとでも実習生がどんな感じなんか分かれば受け入れやすいと思うんですよね。

 

自分の通ってきた道でもあり、実習生を担当したことのある看護師でもあり、そして患者としても関わらせてもらったこともあり、いろんな視点から学生をみてきて感じたことを今回は記事にしてみます。

 

看護学生の実習ってどんな感じ?

バクッとザクッと大まかに書きます。

自分が学生だったのは20年近く前なんで記憶を辿りながら…(;・∀・)

 

実習で学ぶこと

もう定義的なことは忘れちゃったので、ここからは私の個人的な意見です。

実習で学ぶべきことは大きく分けて3つ!

  1. 空気感を感じること
  2. 簡単な技術を学ぶこと
  3. 看護展開を学ぶこと

 

空気感を感じること

これは患者さんとコミュニケーションをとったり、医療現場の空気を直に感じるってことです。

現役看護師がどんなふうに患者さんと関わってるとか、他の医療従事者との連携をどうとってるとか、実際の看護・介護を目の当たりにすることでわかることがあるんですよね。

 

「百聞は一見にしかず」!!

 

どれだけ参考書を読み込もうが、見たことないものは想像力にも限界があります。

一度見れば理解するスピードはグッとあがるんで、実習は大事なんです。

 

簡単な技術を学ぶこと

病気やケガでお風呂に入れない患者さんは病院にはいっぱいいます。

なので、身体を拭いたり足を洗ったりするようなことを実践させてもらうんです。

あとは血圧や体温を測らせてもらったりします。

 

注射なんかは国家試験に受かって、正式に看護師になってからしか実践できません。

 

ぶっちゃけ、学生さんに受け持ってもらって困ることはちょっと休まる時間がなくなると言うことくらいでしょうか。

 

技術的なことはさほどしないんで、新人看護師さんの方が怖かったりします 笑

 

看護展開を学ぶこと

これはもう勉強するしかないんですが、さっきも書いたとおり「百聞は一見にしかず」。

見て学ぶんです。

 

なのでかなり後手後手。

 

私も食道がんの手術前後の患者さんを受け持たせて頂いたりしましたが、さっぱり理解が追いつきませんでした。

今起きてる状況を把握するのが精一杯。

 

まぁ、学生の課題はそれですよね。

そこから、何が起きるのか予測しながら行動できるようになるまではまだまだ年数が必要です。

 

でもちゃんと考える基礎は大事なんで、ここで学んで次に活かせるなら学生さんの後手後手は私の中では許容範囲です。

先生やら指導者さんには怒られるかもしれませんが(^_^;)

 

 

何科に行くの?

いろいろいきます。

内科、外科、整形外科、小児科、産科、精神科。

病棟だけじゃなく外来にもいけば、幼稚園や老人ホームまで実習に行くんです。

 

外科では手術中の見学をさせてもらったり、産科ではお産の見学もさせてもらいました。

 

なかなか幅広く実習があるんで、短ければ2日で終わり。

長ければ1か月ほど同じ病棟で実習になりますが、患者さんがずっと居るわけでもないんで学生としては長い実習先程気まずかったりします。

 

かく言うみかんも、手持ち無沙汰でトイレにこもって隠れたりしたことがあります(_ _;)

 

 

実習中の学生の気持ち

いや、もう、これは緊張以外の何物でもなかったです。

何をどう見学していいかもわからず、アワワワしてました。

なので、何でもないどーでも良いことまでメモしまっくていた私。

 

言ってもまだまだ女の園なんで怖い怖い(TдT)

 

誰が実習生の担当をしてくれる看護師なのかで全然違いました。

もちろん同伴の先生によっても学生の気持ちは大きく違います。

 

患者さんが一番やさしかった 笑

 

これは気を遣ってくれていたのもあるんだとは思いますが、患者さんから元気をもらうこともあるんですよね。

 

のちに自分が患者側の立場にたったんですが、正直学生さんの名前も顔も覚えてないんです。

でも、自分が学生のときに関わらせてもらった患者さんのことはちゃんと覚えてるんですよね。

それくらい実習生にとっての受け持ち患者さんって大きいんです。

 

 

実習担当の看護師の気持ち

「とりあえず何でもいいから吸収したいって言う姿勢を見せて」って思ってました。

見たことないから何を見たらいいのかわかんなくてもいいんです。

 

ただ何となくボーッと見られるのは困る!

 

やる気がないように見えるのは、相手も人間なんやから不快になりますよね。

 

だから、とりあえずメモを取ってみたりすると良いと思います。

あとはちょっと質問してみたりするのも良いです。

それだけで学ぶ気があるように見えるから 笑

 

ただ質問は「自分で調べなさいって!」思われるようなことはたくさんしないように。

多少は教えるけど、調べて簡単にわかることまで事細かに教えてたら現場の空気感なんて感じてる暇なくなりますからね。

 

 

あとはアレもコレもってなると結局わかんなくなるんで、焦点を絞る。

って言っても看護師に焦点を絞ってほしいんやけど、外来とかだと医師の診察ばっかり目が行っちゃったりするんですよね。

 

処置や手技なんかは実践で。

見学だけの実習は看護師の動きや流れを見るだけで十分です。

 

とは言いつつその後の記録と言いましょうか、感想といいましょうか、レポートは真剣に書いてください。

 

あったことの箇条書きなんていりません。

感じたこと新たに知ったこと、次に活かせる学びが大事!

 

その記録を読んで感想を書くのが私は大好きでした。

自分の原点に立ち返れるようで…。

 

とは言え、近頃は「なんで看護師になろうと思ったん」って聞いたら、『安定』って答えが返ってくることも多くて密かに凹んでたりもしたんですけどね。

 

仕事に『やりがい』じゃなく『安定』を求めるなら割りに合わん仕事やとは思います。

 

そんでもってちょっとでも学生さんのモチベーションが上がるようにレポートにはコメントもしっかり書き込みました。

がっつり読み込みすぎて誤字脱字の指摘や説明まで加えて、ちょっとした赤ペン先生的な面倒な指導者だったかもしれません(^.^;

 

「良い看護師になってもらいたい」って指導者も思うんですよ。

 

 

実習生を受け入れる患者の気持ち

私には3人の子供がいます。

3人とも産後に実習生が付きました。

 

もちろん拒否する権利もあり、一旦承諾しても途中で断ることもできます。

ちゃんと同意書も書かされるんですよ。

 

実習生が付くことを承諾したのは、自分も通ってきた道やから…っていうのが一番の理由でした。

 

たぶんイヤがる人って多いですよね。

産後やから痛みもあるし、しんどいし、寝不足やし、神経質になってるし…。

 

こんな状態で根掘り葉掘り話を聞かれたり、母乳の出ぐわい見せたり、赤ちゃんまで実習生の練習になったりしたらストレス溜まってもしかたないです。

 

その気持ちも痛いほどわかるんです。

 

でももし、ちょっとでも「実習生さん付いても良いよ」って思う気持ちがあれば、ぜひ受け入れて欲しいです。

 

事実拒否されることも多いんです。

特に産後。

 

何でかうちの旦那もイヤがってました。

直接関係ないのに 笑

 

 

実習って数人単位のグループで周るんですが、一応患者一人に学生一人だけがつくはずなんです。

 

でも一グループまるごと付いてきたりするんです。

って言っても三人程ですけど。(私のときは五人やったかな)

 

産後の患者さんいっぱいいるのに、「なんでやねん」って思いましたよ 笑

 

まぁ一人も三人も変わんないですけどね。

 

 

ぶっちゃけ眠たいし、学生さんは緊張しすぎて上手くコミュニケーションとられへんし、さほど楽しいもんではないんです。

お話好きで元気な人なら楽しいと思うかもしれませんが。

 

血圧一つ測るにしても、まず説明が長い。

 

これは私の失敗ですが、次の流れが予測できるから早めに行動に移しちゃうんですよね。

 

説明してる間にこっちは準備万端で待ってしまうんで、後ろから指導者さんに注意されるって言う事態に陥るんです。

 

「みかんさん、先に用意してくれてるよ。その説明もういらんでしょ。」

 

なんて目の前で指導を受けてるのをみると、自分に言われたみたいで縮こまります。

 

そのとおりではあるんですけどね。

言い方です。言い方!

 

いろんな経験を経て看護師になるんで、ここは一つ『育てる気持ち』で接してもらえると嬉しく思います。

 

ただ、実習生を受け入れるにあたって楽しむポイントはあります。

それはめっちゃ素敵な看護師になっていくことを想像すること。

 

人が育っていく一過程に携われるなんて楽しいことないと思います。

まぁあくまで想像なんですけどね 笑

 

 

患者として学生さんに関わる上で大事なことをまとめると、

  • 学生さんの説明を最後までちゃんと聞くために待つこと。
  • 質問にはできるだけ答えてあげること。
  • 学生さんが来ることを楽しむこと。

 

この3つができたらベストな実習環境になるはずです。

 

もちろん私も学生さんが気を遣いすぎないように自分がナースであることは言わなかったです。

ただ、ついつい「実習どう?」とかおばちゃん根性丸出しでいろんなことを聞いたりはしてしまいました(;・∀・)

まぁ雑談もコミュニケーションですからね。

 

これも患者が楽しむ一つの手段です 笑

 

 

みかんの一言

なんやこうや言うても、結局は学生さんに優しくしてあげてほしいってことなんです。

 

ほんまにしんどいときは無理にとは言いません。

ちょっと余力がある時に話してくれたりするだけでいいんです。

 

学生って右も左もわからん現場に行くだけで結構なストレスなんですよね。

緊張もすれば不安にもなるし、プレッシャーもあります。

 

ただ、子供と一緒で学べば育つんです。

 

将来を担う看護師を育てるために、患者として受け入れ依頼があれば関わってもらえればいいなと思います。

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